03.27.12:35
[PR]
05.05.10:37
小さな大会 ~タイ~
夜は、みんなで路上でメシと飲み。毎晩、上半身裸でウィスキーに潰されてたなぁ。
タイリーグにはまだまだ遠いけどこれはこれで楽しい生活だったよ。
で、毎晩行われるその宴の中心にいる人物、エム。
ある日、コイツが例の小さなコートでミニゲーム大会を開くねんて言い出したのよ。タイランドは賭け事が好きだからちゃんとお金も賭けてやるわけだ。
例の如く、ウィスキーに潰され、吐きながら涙目になったボク。酔っぱらった拍子なのか、それはエムの陰謀なのか、気付けばユベントスのユニホームを着せられていたよ。それと同時にお財布から500バーツ(約1500円)も消えていたのね。
ふぅ、お酒って怖いね。
酔った拍子で参加が決定してしまったミニゲーム大会。
エムは一生懸命下手っちょな英語でボクに戦術を伝えてくるのよ。
”お前は点を取れ!!”
って言われただけだから、戦術っていうより命令ですね。
で、実際に試合が始まったのよ。
すげえよ。
なにがすげえって、シュートしかねえの。ボンッ!ボンッ!!って音とバチッってぶつかる音がやたらと虚しく感じたよ。
よくテレビでサッカーを見てるとボールポゼッションとかって、【チェルシー50%:50%リバプール】みたいのあるじゃん。あのミニゲームの場合の割合を出せと言われればこう答えるしかないね。
【サッカー 45% : 55% ドッジボール】
残念ながら要素としてはドッジボールが優位と思われたね。
あとあとになって分かったっていうか思ったんだけどタイ人っていうのはイングランドのプレミアリーグが好きなのよ。特に、当時はベッカム、オーウェンがいたからマンU、リバプールは日本でいう、えびちゃん&もえちゃんみたいなもんだね。
ごめんね、分かりづらかったら置いてくだけだから無理にでもついてきてね。
でね、そのプレミアリーグを見てサッカーをするのよ。プレミアの選手ってキックが巧いじゃん。綺麗なロングシュートとか滑らかなサイドチェンジがあるわけよ。それに憧れちゃってるんじゃないかな。すごくボールを蹴りたがるんだよ。
で、ミニゲームでそれを実行した結果、ドッジボールになっちゃったってオチですわ。
結局、試合もボクらが負けちゃったんだよね。
あっ、多くぶつけられたとかじゃないよ。ちゃんとサッカーのスコアだよ。
その夜、どっちにしろな宴が始まるんだよ。
もちろん反省会とかじゃないよ。試合に負けて、金もなく、ヤケになったエムのただの現実逃避だよ。
・・・なのに潰れたのはこの日もボク。
お酒って怖いね。
そして財布からは700バーツが知らぬ間に消えていた。
タイって怖いね。
04.30.13:42
ストリートなサッカー ~タイ~
そしていきなり衝撃の告白。
”アノネ、タイニ、プロサッカーリーグナイヨ。”
ぅおっと、ボクの目標がこんな形で崩されるとは。でもね、ティグちゃんってすっごいヒキコモリなの。だからサッカーの事とか知らなかったんだろうね。だって、サッカー協会にお兄ちゃんがいるって奴、日本にいたもん。サッカーリーグがあるって言ってたもん。
いやぁ、薄っすら半べそかきそうになったけど、自分自身の感覚を目いっぱい麻痺させて乗り切ったね。
で、ティグちゃんはヒキコモリだしチームもないからどうしよっか、なんて考えてたらうまいことあるじゃない。ティグちゃんちの真ん前に、小さなコンクリートのフットサルコート。
ここで、仕事帰りの素人さんやらちょっとかじった兄ちゃんやらが夕方からサッカーを始めるのよ。これは入れてもらうしかないでしょ。
でもね、今頃になって気付いたよね。そういえば日本じゃない事。ということは、日本語が使えないってこと。
だけど、ご安心を。英語があるじゃない。世界共通の英語が。英語を喋れないのなんて日本人だけだよ。タイに来る前に、言われた友達の言葉を信じてたんだよね。
タイ人、全く英語しゃべれす・・・
よ~く考えたらご多分にもれずボクも日本人、もちろん英語しゃべれず・・・
どうやらタイ語で勝負するしかないようだ。でもボクは気後れなんてしないさ。
ホレ、向こうだって日本語喋れないじゃん。ギリギリ両成敗。ここでタイ語を喋れるようになれば、一気にボクが優位に立つことは間違いないだろうということで、この日、タイ語を学ぼうと決意。
それでもサッカーって素敵ね。そんなボクでも仲間に入れて、言葉が通じなくても、ボール一つでお友達よ。
そんでもって、ラッキーだったのが当時、イタリアで中田がブレイクしていたことだよね。ボクのトリッキーなプレーに周りで見てた奴らも、大はしゃぎ。”ナカータ!ナカータ。”その日、一日でボクはマントンタイニーって町の小さな有名人になって友達が一気にできたんだ。
でもね、その友達の中の一人、ものスッゴイサッカーが下手で、やたらと胴が長い胡散臭いヒゲを生やした男。その名は”ナガタ”。
ナカタとナガタ。
”ボクラ、一緒ダネ。”
当時、ボクが一番傷ついた一言だったね。
”お前は、きっと言い奴だけど、一緒にしないでね。”ボクの心の声、彼に届くな。
04.26.18:13
ウガンダ上陸 ~ウガンダ~
もう帰れない。下手すりゃホントに帰れない。
ボクが掲げた目標は大きく3つ。
・ウガンダリーガーになって1シーズン戦い抜く
・世界1大きいと言われてるビクトリア湖に行く
・クリスマスに黒人と一緒に踊り狂う
空港について飛行機から降りると、驚いたねぇ。
空港の隣にビクトリア湖がありやがんの。
よしっ!!!目標の1つ、いきなりクリア。
早くも目標を1個クリアしたことだし、さっそく換金換金。とりあえず手元にあった400ドルを換金所に出したところ、ナントびっくり、72万ウガンダシリングなんてお金を手にしたの。急に金持ち気分。
ってのも暫しの冷却期間があれば72万なんて言っても400ドルは400ドル、金持ちの気分を味わえただけで実際のボク自身のレベルは下の下って現実とご対面。贅沢はできないのよね。
さて、宿も何も決まってないボクはとりあえず首都カンパラを目指すことに。
地球の歩き方にはタクシーで”キトロに行きそこからマタツ”って書いてあんの。どこなんだキトロって。なんなんだマタツって。わかってるのは空港があるココがエンテベでボクが行きたいのが首都カンパラってだけ。
空港のインフォメーションでタクシー乗り場を聞いたら、あっちでタクシーに乗れって。そのあっちを見たら、陽気な運ちゃんが手を振って笑ってるのよ。コレに乗れば噂のキブリってとこまで連れて行ってくれるらしいからね。
ほいじゃ、よろしくね、運ちゃん。
って、おいっ!
乗ったはいいものの、次々と黒人がボクのタクシーに乗ってくるんだよ。しかも両サイドから。気づけば四面楚歌。窓側を占領され、ボクは真中へと追いやられたんだよ。なんだ、この絵面は?オセロならボクは完全に黒くなってるぞ。というかなんで乗ってくんだよ。
何がどうなってるのか分らないボクが出来る、唯一の護身は出発前に降りること。だって、絶対どこか知らないところに連れて行かれると思ったんだもん。
降車とともにインフォメーションにアゲイン。
”キトロに行きたいけどタクシーってどこから乗れるの?”
”あっちだよ。”
手を振る笑顔の黒人。
う~ん、この短い時間でボクはデジャブを体験したよね。
手を振って待ってるから怪しいんだよ。ぜってーどこか連れて行こうとしてるだろ。
30分くらいこのやり取りをやってようやく納得したんだよね。タクシーが完全乗合だってこと。それでもちょっと信用できずに、持って行ったスーツケースを膝に抱えてタクシーに乗り込んだの。隣の奴からしてみればいい迷惑だよね。すんごく邪魔だよね。そして迷惑ついでに記念に”写るんです”(カシャッ!)
なんにせよ、ようやく出発。ドラクエで言うところの次の村へ進むことができたよ。
だからって宿探しやら、チーム探しやら、ここがどこだかとか考えなきゃいけないことはタップリ。
溺れる豊は藁をもつかむ。
いろんなものをつかむ生活、ここにスタート!!
04.24.21:48
一言
04.22.12:41
ウガンダへの空の旅
ウガンダ行きの客の民族具合を見て、飛行機搭乗前に心が折れそうになったボクだけど、もう戻れないから深く深呼吸をして飛行機に乗ったのよ。
戦いはすでに始まっていた。
機内に乗り込み、自分の席に座ろうとすると、その席には黒い影が!!!
それは陰でなく、ボクの席に腰をおろした黒人がいたのよ。”ここは俺の席だよね。”に対し奴は”ここは俺の席だ。”
どうやらかなりの自己暗示をかけたらしい。どうやら黒人ってのは飛行機の席を早いもん勝ちと思っているらしい。よ~く周りを見るとそんな光景が結構見られるのよ。
そんな相手に対して”チケット見せろ!”は一発で効くね。700円以上のユンケル並みに効くよ。
自分の席、ゲットォ!!!
座っちゃえばこっちのもん。深夜便とはいえ、焦りやら不安のせいで、高めのテンションのボクはすぐには寝れないからウガンダの予習でもって、”地球の歩き方~東アフリカ~”のウガンダを読み尽くそうと。
・・・ウガンダのページ、およそ10ページのみ。
離陸前に読み終わる。
このぶんだと、ウガンダでは2足歩行はできないんだろうね。教えてくれない”歩き方”。
こうなったら致し方ない。
妙な高ぶりを振り払うかのように周りの黒人たちの話しかけたの。ま、英語の勉強だね。うーーーーん、正直に言うと、黒人だってみんな良い奴で仲良くなれるんだよってボクの中で確認したかったんだよね。仲良くできたらやっていけるって。
機内で一人うるさい日本人。えっ、みんな寝たいの?なんてお構いなしに、カタコトの英語と100%の相槌とリアクションで語りかけまくったよね。客にも、スッチーにも。
きっと、チョー迷惑だったろうね。でもみんな良い奴だったね。そんなボクを笑ってすましてくれたよ。そして一人の奴がボクに聞いてきたんだ。”日本人はみんなそんなに騒がしいのか?”って。
なんだと?舐められてたまるかっ!ハッキリ言ってやったよ。
”みんなもっとハードだよ”って。
・・・えー、この場を借りて、日本人の皆様にお詫び申し上げます。
うつらうつらと寝てたら乗り換えのエチオピア。
朝方6時くらいだったかな。ちょっと寒いのよ。考えられる?アフリカって言ってるのに寒いんだよ。
エチオピアって高地まくってんのね。だから気候的にかなり冷えるんだって。そういえばウガンダだって1000mくらいだから気候的には涼しいって言ってたっけ。
寒さに耐え、ようやく乗り換えで、今度はやたら、ちっちゃな飛行機よ。エチオピアからウガンダ。ちっちゃい飛行機。不安マックスよね。
軽い分、早く飛べそうって心に言い聞かせて、またまた周りの黒人に話しかけまくり。今度は、ウガンダ行きだからウガンダ人満載よ。隣に座ってた子は可愛かったし、通路挟んで座ってたおばちゃんはいい奴だったよ。
そのおばちゃんから色々情報収集。
ウガンダでプロサッカー選手になるって言ったら応援してくれたんだ。
でもね、誰も知り合いがいないって言ったら、急にボクが胡散臭く見えたみたいで、あまり会話が弾まなくなっちゃったね。無謀だとでも思ったのかな。
へぇ、ウガンダ人って結構現実を見てるんだね・・・
計画性、アフリカ人以下。
それでもこの日、ウガンダに上陸。
