11.26.15:43
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07.20.00:44
ベンジャミンと彼女 ~タイ~
毎度です。
このネタ、書いたかもしんないけどそん時はカヴァー的なノリでも一度付き合ってね。書いたかどーだか忘れただけで、どこぞの老舗料亭みたいな使い回しじゃないからね。
ボクのタイ生活って、基本的にベンジャミンに振り回されっぱなしだったのよね。
アイツ、親切な感じで同じアパートに引っ越してこいよとか言っといて、そういうつもりだったんだろうかね。
だからここで、アイツがボクにしてきた事を紹介しようかと思って。
ある日、朝っぱらから呼ばれて買い物に行ったのね。
なんか、洗濯物を干すための紐が欲しいらしいの。一人で買い物に行けないんだって。アイツ、タイ語殆ど喋れないから。
だからって、ボクを連れて行くなよ・・・
で、予想通りボクが通訳として使われるのね。でもさ、当時まだタイ生活数カ月の身でそんな事伝えれねえよ。ってゆーか、紐とかそんなん今でもなんて言ったらいいか良く分かんねーし。
ほいで、そんなんタイ語で言えねえよって言うと、アイツ怒んだよね。”なんでタイ語が分かんねーんだって”。
いや、まだ数カ月にしては喋れた方ですよ・・・
それより。
ベンジャミンって、その頃すでに2年以上住んでたじゃん。
恐るべきなマイペースよ。
このメンタルは見習った方が良いね。自分の事はさておきメンタル。
で、こんなんの他になんだけどね。
アイツ、彼女がいたのね。英語が喋れる子なのよ。その彼女と1ルームの部屋で同棲してたんだけど、ケンカして彼女が実家に帰ると連れ戻しに行くのにボクが付き合わされるの。英語を話せない母親を説得してくれって。
だから、そこまで喋れねえっつーの。
の前になんでボクなの?どこかのもんたさんと勘違いしてない?
タクシーで彼女の実家まで行くんだけど、そのタクシー代を俺が出すぜっていう誇らしげなアイツの顔がムカついてしょうがなかったな。
そして、それに対してありがとうって言っちゃう自分が、逆に愛おしかったな。
そんなケンカがしょっちゅうのお二人さん。
とうとう、その1ルームに彼女がお母さんを呼びだしたのよ。で、一緒に住む事に。
1ルーム、1つのベッド。ベンジャミン、彼女、彼女の母親。
ベンジャミンがやたらとちっちゃく見えたよ。
しかも、ベンジャミンがもちろんなノリで床で寝てるし。
小気味よくそれを見てたボクにもちょいちょいとばっちりが。
2人がケンカするとボクが仲介役に呼ばれるのよね。もちろん彼女・母親タッグ対ベンジャミン1人。
ベンジャミンの彼女はケンカをすると、母親のタイ語を訳す仕事を放棄するといった特異体質のようで、ボクが通訳として呼ばれるのよ。
だから、そんなに訳せねえっつーの!!!
ビックリするよ。
奴らの部屋に入ると、ベンジャミンがすでに立膝付いて母屋に許しを請いてるんだもん。しばらく放置してその映像を堪能してると、今度はボクがベンジャミンに怒られるのよ。
もうアイツ、ジャイアンだよ・・・
そんな窮地もボクの対応(?)によってなんとかなってボクがタイでプレーしてる間はうまくいってたみたいよね。
ボクが初めて友達になった外国人選手。
アイツが1人目だったから、どんな外国人とも仲良くやっていけたよ。
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