11.26.17:41
[PR]
01.27.23:21
送別会 ~バングラデシュ~
さて、いい加減にバングラの話を止めにしたい。
なぜって苦いから。
リーグも終了して青年海外協力隊の三田さんが、ボクの送別会をやってくれたのよ。お昼にアメリカ人達とサッカーの交流試合をやって、夜からボクの送別会って言う素敵なコース。
で、昼のサッカーは情熱的な白人の流血はあったものの、平和に終了したのね。流血に関しては、あまりメインの出来事じゃないから、スルーさせて頂くね。
夜の送別会も暖かいものだったよ。
交流試合をやったアメリカ人達も参加してくれたし。変な幼虫を喰わせられたけど、そこはしょうがないよね。
あ、変な幼虫に関してもメインディッシュじゃないからスルー致したく。
問題はココからよ。
日本人のみんなでカラオケ行ったのね。ボクの送別会だからボクもいつも以上にはしゃいじゃいまして、お得意のシャンプーカラオケまで披露したしね。
あ、シャンプーカラオケ、そこもスルーね。
で、酔いも酔った夜中の1時か2時。
もう帰ろうかとなるわね。みんなは青年海外協力隊。ボクはパラサイト。この差は大きいのよ。何が大きいって、協力隊はみんなが泊れる隊員ハウスってのがあるのよ。
ボクがあるのはパラサイトしてる協力隊員の三田さんちだけよ。だからボク一人でよちよち帰る事になったのよ。
でね、バングラの夜は基本移動するなって言われてるのね。
最悪、移動するならイエロータクシーってのに乗れって言われてんのよ。
いやぁ、酒のいたずらって怖いね。
ボクはその夜、論外とされるリキシャ(人力車)で三田家に向かったのよ。おそらく未だにいないと思う、人力車でフライオーバーと呼ばれる陸橋のようなものを越えた奴は。なぜって坂道は漕ぎ手が疲れるから。坂のない道をひた走るのよ。ま、もともとバングラに坂は無いけどね。
でよ、フライオーバーを越え、下り坂を気分よく降りたその時に悪夢が。
なんかね、ボクのリキシャを抜いた車が止まったの。
で、人が出てきたの。
・・・嗚呼、包丁持ってやがる。
コレか!
襲われるってやつは!!
気を付けろって言われたっけなぁ。ケンカ売るくらい気を付けてなかったなぁ。
それでも、逃げろって思ったのね。
・・・嗚呼、銃が出てきたよ。
こりゃ、ダメだわ。
きっと動くと殺されんだわ。
黙って、鞄のベルトを切られてたんだよね。
でもさ、ボクの鞄は丈夫な日本製だから、なかなか切れないのよ。
長州小力くらい切れないのよ。
で、勢いで包丁の刃がボクのお腹を切りつけそうになるワケよ。
ボクのお腹だって日本製だけど、鞄のそれより弱いもんですよ。実際何回も壊してるし。
で、自ら鞄を差し出してその場は終了。
でもね、実は万が一を考えてたんだよね。
ポケットにリキシャ代は忍ばせておいたのよ。
ふふふっ。
ってその慎重さがあるならリキシャに乗るなって話なんだけどね。
バングラは最後の最後までネタを提供してくれたよね。みんな笑ってくれたもん。
これで、ホントにネタは最後だろって思ったよね。
・・・ボクが甘かった。
次回へ
- トラックバックURLはこちら