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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.27.04:58

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03.10.12:05

イドゥリス ~バングラデシュ~

Dipali FCにて、活動(フィジカルトレーニング)を開始。
しばしの時を経てもこのルーチン作業は変わらない。
そんな毎日がこの日、変わる。

いつもの公園で走る準備をしてると、遠くから黒いヤツがこっちに向かってきたんだよ。
そう、そいつこそがイドゥリス(ウガンダ人)。今後、ボクと深くかかわってくる初めての黒い親友。

えっ?
ベンジャミン?

アイツは・・・

さて、そのイドゥリス。
どんなコネクションで来たかは良く分かんないんだけど、やっとこのチームでまともに話せる相手が出来たよ。
ボクがベンガル語を話せないのがいけないんだけど、このバングラデシュって国の人間は妙な英語しか話せないらしい。

Give meで始まる英語ね。

ようするに”~くれ”ばっかりなのよ。
どうやらこの国では”持ってる人間”は”持ってない人間”に与えるのが当然のようなのよ。

”Yutaka, Give me your shoes.”
”Can not.”

だって今履いてる靴だもん。
それ履いてフィジカルトレーニングするんだもん。

でもさ、そうやって断ったら逆にちょいと不機嫌になりやがんの。

”Why No!”

こんな時だけ英語が堪能なのよ。


だから普通の会話が出来るイドゥリスがボクにはありがたかったよ。
ボク等は一気に仲良くはなったんだけど、妙に暗いのよ。”I'm sick.”なんてよく言ってるし。

ある日の練習後、ヤツが泊ってる所に案内されたのよ。


そりゃぁ、暗くなるよ。


ローカル選手(ベンガル人)と同じ小屋にみんなで寝泊まり。
ボクもキャンプで味わったから分かるよ、その気持ち。

暗い大部屋の端っこのベッドに佇む黒人のイドゥリスは遠くから見たらホントに無になりそうだった。

”ユタカ、契約出来てもいいプレーできねえよ・・・”

いたたまれない気持ちになったなぁ。

でもね、間もなくして上の奴と交渉して他のベテランたちが泊まるホテルに移動で来たのよ。

そこからだよ。
イドゥリスが本性を出してきたのは。


明るい、いい奴だったよ。
そかはベンジャミンと違うから・・・
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