11.27.08:31
[PR]
12.16.12:13
紅白戦 ~バングラデシュ~
http://yutaka14.blog.shinobi.jp/Entry/90/
朝から晩までカレーとベンガル人。寄ってくるわ寄ってくるわでうざったくてしょうがねえ。
その割に、サッカーをやるとプレッシャーは甘いのよ。
嗚呼、面倒くせえ。
ボクがベジータなら気を放出して一瞬でこいつらを消してやるよ。
よく日本人同士で話してたの。
”もし拳銃に球が一発入ってて、誰かを撃っても罪にならないなら撃つかどうか?”
何もない国だからそりゃあ妄想だらけになるよね。
ボクは当時即答したよ。
”罪になっても撃ちます。”
さて、そんな生活でもサッカーをやってるときだけは真摯な気持ちでいれるワケで。純粋に結果を出すことを追い求めて必死に走って。見てくれはスラムだけどサッカーへの態度はスリムだったと思う。
嗚呼、つまんねーこと言っちゃった。
一生懸命やれば結果って付いてくるもんなのかね。
いや、きっと違うな。
周りのレベルが低かったんだと思う。
いよいよな紅白戦。
ボクはサイドの中盤をやらせてもらったのよ。自分でも惚れ惚れするスルーパスも決まりまして、突破も決まりまして、アシストも決まりまして。
チームメイトのボクへの目が違ってきたの。
紅白戦もラスト数分。
朝から走りっぱなしの午後の紅白戦。
しかも紅白戦の前にはフィジカル入ってるし、この紅白戦は45分なんてもんじゃなく時間で言うと永遠だったの。
その疲れきったラスト数分。
正確に言うと日没までラスト数分。
”ラスト1点”
コーチの声が響いた。
だけどみんなに力は残ってないの。驚くほどの間延びしたゲーム。そこを救ったのはボク、YUTAKA。
このチーム初のゴーーーール!!!
疲れてたけど気持ち良かったよ。
神様からのプレゼントだね。拉致生活でも腐らなかったボクへの。
ゲーム後、ただでさえ寄ってくるベンガル人のチームメイト。
今日は更に寄ってくるわ。
ゴメン、明らかに嫌そうな顔をしちゃった。
そんな顔を見て奴ら。
”ワット?”
流石に当時の日本の事とか知らないからそれがウェンツと徹平じゃないことは分かかるよね。
英語の出来ない奴らがボクの様子を聞いてきたんだと思う。
”たった今、君たちのせいで気分が悪くなった。”
危なく出かかったこの言葉を、カレースープと一緒に飲み込みました。
この人だかりも神様のプレゼントかしら・・・
- トラックバックURLはこちら