忍者ブログ
10 2024/11 1 23 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 1617 18 19 20 21 22 2324 25 26 27 28 29 30 12

タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.27.08:40

[PR]
  • [CATEGORY:

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11.24.20:48

キャンプ生活 ~バングラデシュ~

やっとスタジアムで練習が出来る!!!

って胸躍らせていた当時のボク。
実際はチームに踊らされていただけだったんだけどね。

25人ほどでスタジアムの控室で寝泊まり。もうね、プライバシーやら住基ネットやらはどこ吹く風。あたしゃ、ベンガル人の約50個の目玉に晒されてたわけよ。

もう、あたしなんかに構わないで!
唯一ボクが1人になれるのは朝と夕方の2部練習の合間のリラックスタイム。
 
と、思っていたんだけど甘いね。

”おい、ユタカ。日本の歌うたってくれよ。”

当時、ボクは日記を書いてたのね。
その日記でも書こうものなら 

”おい、ユタカ。日本語教えてくれよ。 ”

毎日だね。こんなに毎日じゃそりゃたいやきくんも逃げ出すよ。幸か不幸か周りに海がなかったからボクは逃げなかったけどね。

しかも泳げないし!

1曲歌ったら気が済むかと思って歌ったら、もう1曲、もう1曲って。面倒臭えから最後の方はカトちゃんのスキャットマンを1フレーズ。そして風のようにその場を去ったよ。

そして日本人の人たちから貰った週刊誌を読みふけたんだ。ソレがボクの唯一の落ち着く時間。
・・・のはずだった。みんなでボクの週刊誌を覗いてくるのよ。ボクの目と週刊誌の間に顔を出すもんだから僕の視界には黒光った奴らの後頭部のみ。

そりゃ、くれてやるしかないよね。


ゲンコツ!


ボーっと空を眺めてたらいつもボクの練習着だけを洗濯してくれる子供がいるんだけど、そいつがやってきて歌ってくれだって。かわいい奴なんだけどね。と、思ってたら後々金くれとか言ってきた。

マッチの言う、天使のような悪魔の笑顔ってあれやね。

ボクは悪くないよね。
病んでもしょうがないよね。



病がピークの頃のボクの日記より抜粋

『他人のふんどしで相撲をとるって言うけどふんどしを貸しあえるってなかなか出来ないよね。
これって深い友情なんじゃないかな。

当たって砕けろって言うけど自爆テロリストの標語っぽいね。
日本語って奥が深い。 』



ですって。

今更ながら何を考えてたんでしょう?
ただ、日本語を喋る機会がないから日本語についてやたら考えちゃったんだろうね。

当時の思い出がよみがえってきてなんか気分が悪くなるよね。

もう日記じゃない。

今になってデスノート。
読むだけでデスノート。

japonika.jpg








PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら