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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.26.15:58

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08.19.23:45

帰国日③ ~ウガンダ~

ようやくウガンダからの長~いフライトを終えタイに着いた時のお話。

空港についてから、かなり順調にイミグレーションまでたどり着けたんだよ。
もろ先頭よ。後続とは8馬身ぐらい差をつけたもんね。

でね、通常のイミグレって、外人用の所は結構並ぶのよ。
でも、そん時ゃかなり人が少なめ。こりゃあ、ウガンダでの慰労の為、神様のプレゼントかしら?
なんて思ってたら自分の順番にあっさり一言。


”ウガンダから来たの?じゃ、ヘルスチェック所に行って。”


おっと。
キャン玉がきゅぅってなるくらいの微焦り。
なんでも黄熱病の注射が必要だとか(約1200円必要)。


・・・注射嫌いなのに・・・


そしてその注射を打つと選手でなくとも、もれなくイエローカードという証明書を貰えるらしい。
そして晴れて入国が出来るというシステム。

でもさ、できりゃ注射せずに入りたいじゃん。変な病気も怖いし、8馬身はなした後続が来る前にさっさとイミグレ通りたいし。

注射からの妙な病気の感染が怖いボクは、極力・・・というか必死に注射を否定。
打たずに通せとチェック所で訴えたのよ。
そんなボクの隣で黒人さん、注射の金払いたくねえと訴える。
 
人が違えば、思想も違いますわな。

だからって、周りの客から見たら同じ訴え。同朋扱いだろうな。


黒人、黒人、黒人、ボク、黒人、黒人・・・
オセロで言ったら大敗ですよ。

ハイ、最後の差別発言。

結局、注射されることになって奥に連行されたワケなんだけど、絶対に1番で打って欲しかったの。万が一の注射器使いまわしに備えて。


願い届かず2番でした・・・


1番以外はみんな負け。ボクは負けなのかな?

なんて思ってたらおばちゃんが先頭のヤツに注射を打ってるのよ。
で、そのお注射、肩に打つんだよね。注射に対して、気分が下降気味の中、それを見てたのよ。
したらさ、”名前は何?”とか質問してる最中に、プスッと打つという稚拙な戦術を惜しみなく披露してくれてたよ。

そんな戦術より驚いたのが注射の刺し方。勢いが半端ねえの。かめはめ波かと思ったもん。いくら筋肉注射だからって注射ってもっと丁寧にさすもんじゃないの?なんなら刺す前に助走してる感じだもん。

しかもさ、ボクの番で例の戦術、”歳はいくつ?”とか問われたところでさ。
ホレ、もう見ちゃってるじゃん。逆に意識するよ。そういう意味で2番もやっぱり負けだった。

でも、あのおばちゃん最後まで自分の意思通したもんね。最後の方は、相手の”種明かしを知ってるマジックを見る目”に中途半端な怯みは見せたけど。

とにかくウガンダで試合中1度ももらったことのないイエローカードを受け取って晴れてタイ入国ができましたとさ。

神様がくれたのはイエローカードでした。


*これにてウガンダの思い出はひとまず終了します。
次回からは、途中までお話ししてたバングラデシュのお話でも致します。
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08.15.00:31

帰国日② ~ウガンダ~

涙涙でエンテベ空港で出国手続き。

まずはエチオピアのアジスアベバまで行くのよね。
で、その搭乗手続きですよ。

チケットを出して、アラ驚き。


”どこに座りたい?”


あのね、手書きで席を決めるのよ。
今どき手書きですよ、手書き。

で、指でココって指したらボールペンでチェックして終わり。
なんかすげえべ。


で、アジスアベバからタイ行きの飛行機。
若干1時間ほど遅れたけどそんなもんはたいした問題じゃないからさらっと流すね。

ウガンダに来た時と同様、ボクの席にはすでに黒人が。
あの時と同じ手順で、自分の席を奪還したのね。

で、後はひたすら眠るだけ。


と、言ってもそんなに寝れないさ。
確か10時間くらい乗ってたしね。
目を覚ましたボクはのどが渇いたのね。キャビンアテンダントがいるところに行ってペプシを要求したのよ。

”あそこにあるよ。”だって。


まさかのセルフサービス!?


最後にこれかよ。
しかも飲みかけの1.5㍑のボトルだからね。
もうね、これが最後の戦いなんだって思って、そのペットボトル、思いっきりラッパ飲みで飲み干してやったよ。

サムライなめんな!!!

それでも無事に、タイに着けましたとさ。


ただ、無事に入れたとは言ってないからね・・・

08.13.14:33

帰国日① ~ウガンダ~

こっち、放置しててゴメンネ。

放置しとくだけ放置しておいて、ウガンダのお話はそこそこ話しつくしたのよね。
思い出したらまた書くね。

で、最終日の話。

もうね、今思い出しても、胸熱くなるんだけど、結構色んな人がお見送りに来てくれたのよ。

こりゃ嬉しいよ。
だって一人で来て、一人で戦って、一人で帰って行こうって決めて日本から来たワケじゃん。それが色んな人が見送りやら何やらで声を掛けてくれたのよ。

JICAの事務所に挨拶に行ったら、わざわざボクに会いに、事務所まで足を運んでくれた人もいてさ。
事務所を離れる時、ボクは思わず号泣してしまったよ。
泣いちゃって泣いちゃって、お礼の言葉も上手く喋れないくらい。

初めてだったな。
帰国の日にこんなに泣いたのは。


ただユタカ、カッコ悪いのが、その号泣の1時間程前に、事務所近くのカフェで”人気付かれずに何が出来るか”ってゲームを友達と敢行。

友達と二人で、カフェでオシャレにコーヒーを飲みながら、テーブルの下じゃズボンからチ〇コ出してたんだよね。


まだ、涙を残し、空港に向かうタクシーの車中、最後まで付き添ってくれる日本人の仲間が言ってたよね。


”あんなに泣いたけどその1時間前にチ〇コ出してんだよ。”


うん、泣く権利ない。


そして、その更に1時間後、もう1っちょ号泣しながら、みんなとお別れ。
涙涙で空港を後にしたのね。


でも、最後の最後まで・・・


つづく・・・

07.30.11:32

ウガンダの法則

こっちも更新するとか言って放置しててごめんなさい。
ちょっと今、日本でゴチャゴチャしてますので。

でね、ウガンダの続きって言っても、ほぼ終わってるんだよね。
もう、リーグの話も終わってるし。

リーグ終了後のお話でも。

ウガンダではタイ、バングラデシュと違って色々地方を訪問したんだよね。
1人でブラブラじゃなくって、青年海外協力隊の人の家を回ってただけなんだけどね。

で、あるヤツの家に訪問。ついでにそいつの家の近所のグランドで自主トレでもしようかと思ってたのよ。
で、走り込んじゃおうかなーとか思ってたらラッキー!なんか試合してたのよ。

入ーれて!の一言に渋々の顔。
しょうがないなぁ、って目の前でリフティング見せたら”好きなポジションをやっていいぞ。”
もう3ヶ国目になりゃあ、こんなの慣れたもんよ。

さてさて、いざゲーム開始。
久々に見たよ。ここまでのじゃじゃ馬。スゲエ下手なの。でもボクは自由にやらしてもらって楽しかったけどね。

そこへ、なにやら角刈りがやってきたんだよ。どうやら相手チームのコーチらしい。
いいとこ見せようと、試合に出てきてやたらボクに対抗意識を燃やすのよ。

その頃、ボクはウガンダでサッカーをしておよそ8ヶ月。
ある法則を見つけたんだな。


”角刈り選手はパワーのみ”


これはトップリーグでも当てはまる事で、角刈りの選手でテクニシャンを見たことがない。

故に、そのコーチもかなりのパワースタイル。
そういう向かってくるやつは容赦なくかわします。また抜きしたりして。

したらね、結構怒ってた。
積もりに積もって30分後・・・


パコッ!


足削られちゃった・・・


綺麗な音したよ。ホントにパコッだもん。鶏の泣き声がコケッコッコー(和風)かクックドゥードゥルドゥー(米風)みたいな、ヒヤリングの違いなんてないぐらいに”パコッ”だったの。
折れたかと思うくらい痛くてうずくまってたの。

”大丈夫か?”

やさしく手を差し伸べてくれるヤツが一人。
でもね、見るとヤツのワキがなんか白いの。
嗚呼、例のあの臭いの持ち主ですか?

サッカー選手は瞬時の判断が要求される。
足が痛いボクはヤツの肩に捕まってグランドを去ることになるだろう。その場合のダメージは”足+鼻”。
自ら立ち上がった場合のダメージ、肩のみ。


立ち上がったね。


無理してその後、試合続けたもん。
ナイス判断!ボク!

皆さんも角刈りの黒人にはご注意を!!!

06.25.13:29

最終戦 ~ウガンダ~

タイに行きます。
とか言っておきながらウガンダの思い出話。
そんな思い出も、もう佳境よ。

メシア様と呼ばれて次の最終戦の結果。


・・・は、別にいいとして。


はいはい、負けましたよ。
ってゆーかそりゃ負けるよ。練習してねえし。相変わらず右のサイドバックはコーチだし。

むしろ、よく前回勝てたよな。

でも、良かったよ。コーチにかなりのブーイングが出たし、後半から出たボクのスルーパスで会場は盛り上がったし、ハーフタイムショーも勝手に少しやって盛り上げちゃったし。

結局、その前の試合で残留は決まってたから消化試合なのよ。

試合前に、いつも自分の選手証をレフリーに見せなきゃいけないのね。
で、その後マネージャーに返さなきゃいけないんだけど、最終戦は記念に貰っときまして。

って本当は来週月曜日にカップ戦があるってマネージャーが言ってたけど、散々ベンチのアタシにゃ知ったこっちゃねえ。とりあえずキープ。カップ戦は気が向いたら出場します。契約終わってるし。


そして最終戦の後、チーム管理のユニホームもパクってきちゃった。テヘッ。


そんなこんなで無事にリーグは終了したんだな。

そして後日、ボクの身柄を拘束していてくれたカズさんの学校の人たちに挨拶回り。
部外者のボクの面倒を見てくれてありがとう。

校長やらみんなに挨拶。
ようやく終わりなんだなぁとか感慨にふけながら、メシでも食おうかとローカル食堂へ。

”米とスイートポテトとG-nut(ちょっとしたソースです)”
って頼んでしばし、も一度思い出にふける。


オレ、戦ったなぁ・・・とか思っちゃってさ。


そしたら、食堂のおばちゃんがメシを持って再登場するんだけど、
”ゴメン、米切らしちゃって。”
って、お皿にはこんもりとスイートポテトが。
スイートポテトって言ってもほぼサツマイモまんまだからね。


オヨソ3本分。


レモン3個分のビタミン。
とかの問題じゃないからね。
まんま3本分のスイートポテト。

食事と言うよりフィジカルトレーニング。

こんなことももう無いんだなとまた違った感慨にふけたあの日。



ボクは日本で掲げた目標は、すべてクリア出来ました。
意地で居続けたウガンダ。あとは帰るだけ。

ようやくあの日。

普通の男の子に戻ります・・・