11.27.15:28
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05.17.11:41
オリヴィアの奇跡② ~ウガンダ~
『SC.VILLAに入る!』
な~んて目標を立てて、サッカー協会に行って紹介してもらえるって約束はしてもらったボク。もうその日はやることがなくなったから、サッカー協会を出て、オリヴィアに連れて行かれるがままに町を練り歩くことに。
マタツと言われる乗り合いのタクシー(ハイエース約15人乗り)に乗り、首都カンパラから少し離れた所に連れて行かれると、屋台にボクを置き去りにしてオリヴィアはどこかに行っちゃったんだよね。
【エリンニャ リャンゲーゼ ユタカ】
【チルンジ オクサンガ】
放置された間に、屋台の娘が独りぼっちの、このアジア人を不憫に思ったのか、現地のルガンダ語ってのを教えてくれたのよ。
【私の名前は豊です。】
【初めまして】
今回、ボクが初めて覚えた現地語。
勤勉なボクが現地語で10まで数えれるようになった頃、オリヴィアは戻ってきた。
”紹介したい人がいるの。”
ウガンダに来て2日目。順応性の高いボクは危険察知能力もかなり麻痺してきたから、もうどこにでも行きますし、誰にでも会いますよ。
で、紹介したい人ってのがビックリよ。なんと、ウガンダでSC.VILLAと人気を3分、4分するって話のK.C.Cってチームのマネージャーだったの。ボクはSC.VILLAの名前しか知らなかったんだけどどうやら、SC.VILLA、K.C.C、Police.SC、EXPRESSが人気があって強いらしい。そのうちの1つ、K.C.Cのマネージャーが目の前にいるじゃないの。
オリヴィアの英語をちゃんと訳せなかったからよくわかんなかったけどオリヴィアの家の誰かの知り合いらしいの。小さい頃、外で遊ぶのが大好きですくすくと素直に育ったボクは何の疑いもなく信じてしまうわけよ。
で、そのマネージャーがボクに言うの。
”うちで契約しないか?”
ボクの実力はどうでもいいらしい。”K.C.C、日本人獲得”なんてことになったらビッグクラブですもの、注目はされますわな。昔の人面魚みたいなもんよ。みんなこぞって見に来るさ。入っちゃえばこっちのもんじゃん。頑張って結果を出せば、客寄せだけじゃないって思われるし、結局、外人なんだから結果を出し続けないとクビになるわけだし。
ってゆーかオリヴィア!
そんな人知ってるなら、サッカー協会で”SC.VILLA紹介して”なんて言う前にK.C.Cのマネージャーに会わせてよ。
『SC.VILLAに入る!』と大きく書かれた目標。
いきなり変更・・・
ボク、K.C.Cでガンバリマスッ!!!
気分が良くなったボク、つられて気分がよくなったオリヴィアにまたまた連れまわされる。そのK.C.Cのマネージャーの車を借りて、ドライブに連れて行ってくれるんだって。
”ムニョニョ湖に行きましょ。”
ハッと我に返った。
こんな簡単に車に乗っちゃっていいのかな?なんだかんだ言ってもオリヴィアとは昨日知り合ったばかりの関係。しかも、ムニョニョだぁ?今度お話しするけど、バングラデシュで拳銃を突きつけられた思い出が奇麗にフラッシュバック。
現実はそれよりも恐ろしかった。
ムニョニョ湖でオリヴィアのお母さんと会いました。
ねえ、オリヴィア。
昨日ボクに言ったよね。
”お母さんが病気だから30000シリングちょうだい。”って。
お母さんメチャクチャ元気じゃない。
確かにムニョニョ湖は奇麗だったよ。記念に写真まで撮ったよ。
お母さん、ボクの写真に入ってこようとしないで。
全ての用事が終わりボクの宿に着いたのは夕方。もちろんオリヴィアも一緒だ。
帰りの挨拶はコレだ。
”お父さんが病気なの。50000シリングちょうだい。”
今日もハグしてキスして帰っていくオリヴィア。
彼女とはそれ以来、会ってない。
な~んて目標を立てて、サッカー協会に行って紹介してもらえるって約束はしてもらったボク。もうその日はやることがなくなったから、サッカー協会を出て、オリヴィアに連れて行かれるがままに町を練り歩くことに。
マタツと言われる乗り合いのタクシー(ハイエース約15人乗り)に乗り、首都カンパラから少し離れた所に連れて行かれると、屋台にボクを置き去りにしてオリヴィアはどこかに行っちゃったんだよね。
【エリンニャ リャンゲーゼ ユタカ】
【チルンジ オクサンガ】
放置された間に、屋台の娘が独りぼっちの、このアジア人を不憫に思ったのか、現地のルガンダ語ってのを教えてくれたのよ。
【私の名前は豊です。】
【初めまして】
今回、ボクが初めて覚えた現地語。
勤勉なボクが現地語で10まで数えれるようになった頃、オリヴィアは戻ってきた。
”紹介したい人がいるの。”
ウガンダに来て2日目。順応性の高いボクは危険察知能力もかなり麻痺してきたから、もうどこにでも行きますし、誰にでも会いますよ。
で、紹介したい人ってのがビックリよ。なんと、ウガンダでSC.VILLAと人気を3分、4分するって話のK.C.Cってチームのマネージャーだったの。ボクはSC.VILLAの名前しか知らなかったんだけどどうやら、SC.VILLA、K.C.C、Police.SC、EXPRESSが人気があって強いらしい。そのうちの1つ、K.C.Cのマネージャーが目の前にいるじゃないの。
オリヴィアの英語をちゃんと訳せなかったからよくわかんなかったけどオリヴィアの家の誰かの知り合いらしいの。小さい頃、外で遊ぶのが大好きですくすくと素直に育ったボクは何の疑いもなく信じてしまうわけよ。
で、そのマネージャーがボクに言うの。
”うちで契約しないか?”
ボクの実力はどうでもいいらしい。”K.C.C、日本人獲得”なんてことになったらビッグクラブですもの、注目はされますわな。昔の人面魚みたいなもんよ。みんなこぞって見に来るさ。入っちゃえばこっちのもんじゃん。頑張って結果を出せば、客寄せだけじゃないって思われるし、結局、外人なんだから結果を出し続けないとクビになるわけだし。
ってゆーかオリヴィア!
そんな人知ってるなら、サッカー協会で”SC.VILLA紹介して”なんて言う前にK.C.Cのマネージャーに会わせてよ。
『SC.VILLAに入る!』と大きく書かれた目標。
いきなり変更・・・
ボク、K.C.Cでガンバリマスッ!!!
気分が良くなったボク、つられて気分がよくなったオリヴィアにまたまた連れまわされる。そのK.C.Cのマネージャーの車を借りて、ドライブに連れて行ってくれるんだって。
”ムニョニョ湖に行きましょ。”
ハッと我に返った。
こんな簡単に車に乗っちゃっていいのかな?なんだかんだ言ってもオリヴィアとは昨日知り合ったばかりの関係。しかも、ムニョニョだぁ?今度お話しするけど、バングラデシュで拳銃を突きつけられた思い出が奇麗にフラッシュバック。
現実はそれよりも恐ろしかった。
ムニョニョ湖でオリヴィアのお母さんと会いました。
ねえ、オリヴィア。
昨日ボクに言ったよね。
”お母さんが病気だから30000シリングちょうだい。”って。
お母さんメチャクチャ元気じゃない。
確かにムニョニョ湖は奇麗だったよ。記念に写真まで撮ったよ。
お母さん、ボクの写真に入ってこようとしないで。
全ての用事が終わりボクの宿に着いたのは夕方。もちろんオリヴィアも一緒だ。
帰りの挨拶はコレだ。
”お父さんが病気なの。50000シリングちょうだい。”
今日もハグしてキスして帰っていくオリヴィア。
彼女とはそれ以来、会ってない。
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