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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

10.06.05:10

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11.06.13:11

再会 ~ウガンダ~

1から始めようって言ったって、こんな国でどうしたらいいのさ?

って思うじゃん。
ハイ、正解。

自分のラブホテルに籠ってるとなんか湿っぽくなるし、しょうがねえから街に出て散歩でもすることにしたのよ。
ホントは動きたくなかったんだよね。

だって、お腹空くじゃん。
ビンボーってイヤね。

その頃、すでにボクの朝ごはんって言ったら15円の手のひらサイズのドーナッツ1個だけよ。

精神的にちゃんとしようと街に出て、サッカー協会に行って、街に出ての繰り返し。
嗚呼、神様っているのかな?

って思ったら、いたよ。神様。
そう思わなかったから向こうさんも気付いてくれなかったんだろうね。

”YUTAKA YUTAKA”

街中、遠くからボクを呼ぶ声が聞こえたのよ。
まさに神様よ。

バングラデシュで同じチームでプレーしてたウガンダ人のマイコーだったの。

元々、こいつとイドゥリスってのがボクにチームを紹介してくれるって話だったんだけど、ボクが日本に帰ったあたりから連絡が取れなくなったんだよ。

故にボクはノーコネクションになっちゃってたワケ。

じゃあ、ウガンダに行くなよ、って話は置いといて。
勢いって怖いね。

とにかくボクはコネクションをゲットしたの。
マイコーだって分かったとたんヤツに向かって走り寄ったよ。そして2人は再会のハグ。感動の再会のはずが、自分でも驚くべき言葉が口から出てきた。

”I'm hangly”

相当ハラが減ってたんだね、ボク。
マイコーにチキンとポテトを奢ってもらっちゃった。

で、マイコーはボクにKajansi FCっていう今年からトップリーグに上がってくるチームを紹介してもらうことになったの。
このKajansi FCはマイコーの地元のチーム。マネージャーもマイコーの友達。ボクなら契約は簡単にできるんだって。

でもね、ちゃんとした給料が出ないんだって。
内容はまた明日だって。

それでもウガンダリーグでプレーしたっていうキャリアが欲しかったからボクはOKしたの。

”明日、うちに来いよ。マネージャー紹介してやるから。”

とにかく畑が欲しかったから、ボクは次の日にマイコーの家に行ってマネージャーを紹介してくれることになったんだ。
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