11.27.07:39
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06.23.13:06
いざカンボジア② ~タイ~
【前回の続きです】
いや~、捕まった。
捕まったって誰かにとかじゃなく、その地に捕まったよ。ボクは純粋にビザを更新したかっただけなのに、無知が災いしてタイとカンボジアの国境で何も出来なくなっちまった。
海外生活最大の”どうしよう”が襲いかかってきたよ。
とはいえ、順応性の高いボクは10分もすれば自分の置かれた状況を理解し”なんとかなるだろ”がボクを優しく包んでくれたよ。
焦ってもしょうがない。とりあえずこれからお世話になるかもしれない、道端に座り恵みを乞うおばさんの隣に立たせて頂いたの。
”あ、隣いいですか?”
”どうぞどうぞ”
こんなゆる~い会話なんぞ出来るはずもなく、流石と言うべきかそのおばさんはボクよりはるかにどん底で、ボクが近づいた途端、急に目をうるませてボクに恵みを乞いてきた。
ゴメンね、おばちゃん。服こそちゃんと着てるけど、これからしばらく立場は一緒だよ。
正直、たたずんでたら誰か声をかけて助けてくれるんじゃないかって思ってたんだよ。世の中そんなに甘くない。アジアはもっと甘くない。
声をかけてきたのは警察だった・・・
正直に全てを話すときっと捕獲されてしまう。
雑に扱われながらも日本に放り返してくれるかもしれない。でも、一時のネタのために捕まるのは嫌だと感じる正気さは、まだボクの中にあった。だってまだサッカー選手になってないし、ってゆーかチームと会ってすらいない。まだ帰れないだろ。
”友達を待ってるんだ。”
ボクの必死の強がり。
警察さんは”そうか”なんて言って去っては行ったけど、燦々と照りつける太陽の下で震えたよ。
ちなみに警察さんは去り際に隣の恵みを乞うおばちゃんのコップにコインを入れていった。嗚呼、さすがはベテランのおばちゃん。
暇だし、しばらくおばちゃんの手口を覗いてみたのよ。
あれね、なかなかやるよ。コップにコインを入れてもらうじゃん。そしたらおばちゃんはお礼を言ってコインを入れた人が立ち去ったらコインをポケットにしまいこむんだよ。コップにお金がそこそこ入ってるのを見られるのはよくないらしい。なかなかの策士。
3つくらいコップ持ってたから1個今後のために借りようかと思ったその時、チャンスはやってきた。
カンボジア方面から白人団体がやってきたんだ。きっとカジノの帰りだろう。誰かに助けてもらうのを待っちゃダメだ。自ら動かねば。
固い意志のもと、白人団体によって行って友達のフリをしてその中に紛れ込んだんだよ。でね、そいつらがタイの国境を越えようと入国のスタンプを押してもらうその時、係員は下を向いてスタンプを押すのね。その隙にコッソリとタイに入っちゃったんだよね。幸い、さびれたその国境の入国の処理場は宝くじの売り場のような小さく、こ汚いモノだったから目を盗めばなんとかなってしまったんだよ。
はい、えーっと、言い辛いけど、不法入国になると思います・・・
怖いよ。捕まっちゃなんねえって急いで歩いたよ。走るのも目立つかと思って。
何も知らないエム達と合流して急いでお金を作りに。ボクには切り札、マスターカードがあった。近くにあったATMでキャッシング。
”このATMにはお金が入っておりません”のメッセージ。
どんなATMだよ。
”AあなたをT助けるのはMまた今度”ってか?
仕方ない。ちょっと離れて探そう。
町の方に向ってタクシーに乗ったんだけどボクの心境も察知せずに、未だ遠出に浮かれているナガタに、今度は殺意を覚えたな。あの時のナガタのバカ面は今でも鮮明に覚えている。
やりました!!!
無事、町のATMでお金をキャッシングできたよ。エムもみんなも大喜び。
もう1度国境に戻って、日本語を話せるガイドという名のボッタクリにお金を払ってこっそり白人と一緒にタイの国境を跨がせてもらったの。
やっと、やっとだよ。カンボジアの国境でさっきの警察に”金はできた。ビザをくれ”1500バーツを支払って、ようやくカンボジアに入国。
と、言うことですぐに出国。
タイに戻らねば。今度はどうどうと胸張ってタイに入国。あ、忘れてないよ。師匠(おばちゃん)のコップにちゃんとコインを入れてからね。
ボロボロになりながらようやくビザをゲットできたよ。
次の日、エムからお誘いが。
みんなでタイスキヤキ屋のMKに行こうって。
たらふく食べていざお支払。
”ユタカ、カード持ってるんだろ。”
しまった。カード持ってることエムは知ったんだ。泣く泣くボクのカードで支払うことに。
あの時、ATMでお金がおりた時、エムが喜んだのはこういうことだったのかぁ。
また、ボクとエムとの距離が遠のいたな。
いや~、捕まった。
捕まったって誰かにとかじゃなく、その地に捕まったよ。ボクは純粋にビザを更新したかっただけなのに、無知が災いしてタイとカンボジアの国境で何も出来なくなっちまった。
海外生活最大の”どうしよう”が襲いかかってきたよ。
とはいえ、順応性の高いボクは10分もすれば自分の置かれた状況を理解し”なんとかなるだろ”がボクを優しく包んでくれたよ。
焦ってもしょうがない。とりあえずこれからお世話になるかもしれない、道端に座り恵みを乞うおばさんの隣に立たせて頂いたの。
”あ、隣いいですか?”
”どうぞどうぞ”
こんなゆる~い会話なんぞ出来るはずもなく、流石と言うべきかそのおばさんはボクよりはるかにどん底で、ボクが近づいた途端、急に目をうるませてボクに恵みを乞いてきた。
ゴメンね、おばちゃん。服こそちゃんと着てるけど、これからしばらく立場は一緒だよ。
正直、たたずんでたら誰か声をかけて助けてくれるんじゃないかって思ってたんだよ。世の中そんなに甘くない。アジアはもっと甘くない。
声をかけてきたのは警察だった・・・
正直に全てを話すときっと捕獲されてしまう。
雑に扱われながらも日本に放り返してくれるかもしれない。でも、一時のネタのために捕まるのは嫌だと感じる正気さは、まだボクの中にあった。だってまだサッカー選手になってないし、ってゆーかチームと会ってすらいない。まだ帰れないだろ。
”友達を待ってるんだ。”
ボクの必死の強がり。
警察さんは”そうか”なんて言って去っては行ったけど、燦々と照りつける太陽の下で震えたよ。
ちなみに警察さんは去り際に隣の恵みを乞うおばちゃんのコップにコインを入れていった。嗚呼、さすがはベテランのおばちゃん。
暇だし、しばらくおばちゃんの手口を覗いてみたのよ。
あれね、なかなかやるよ。コップにコインを入れてもらうじゃん。そしたらおばちゃんはお礼を言ってコインを入れた人が立ち去ったらコインをポケットにしまいこむんだよ。コップにお金がそこそこ入ってるのを見られるのはよくないらしい。なかなかの策士。
3つくらいコップ持ってたから1個今後のために借りようかと思ったその時、チャンスはやってきた。
カンボジア方面から白人団体がやってきたんだ。きっとカジノの帰りだろう。誰かに助けてもらうのを待っちゃダメだ。自ら動かねば。
固い意志のもと、白人団体によって行って友達のフリをしてその中に紛れ込んだんだよ。でね、そいつらがタイの国境を越えようと入国のスタンプを押してもらうその時、係員は下を向いてスタンプを押すのね。その隙にコッソリとタイに入っちゃったんだよね。幸い、さびれたその国境の入国の処理場は宝くじの売り場のような小さく、こ汚いモノだったから目を盗めばなんとかなってしまったんだよ。
はい、えーっと、言い辛いけど、不法入国になると思います・・・
怖いよ。捕まっちゃなんねえって急いで歩いたよ。走るのも目立つかと思って。
何も知らないエム達と合流して急いでお金を作りに。ボクには切り札、マスターカードがあった。近くにあったATMでキャッシング。
”このATMにはお金が入っておりません”のメッセージ。
どんなATMだよ。
”AあなたをT助けるのはMまた今度”ってか?
仕方ない。ちょっと離れて探そう。
町の方に向ってタクシーに乗ったんだけどボクの心境も察知せずに、未だ遠出に浮かれているナガタに、今度は殺意を覚えたな。あの時のナガタのバカ面は今でも鮮明に覚えている。
やりました!!!
無事、町のATMでお金をキャッシングできたよ。エムもみんなも大喜び。
もう1度国境に戻って、日本語を話せるガイドという名のボッタクリにお金を払ってこっそり白人と一緒にタイの国境を跨がせてもらったの。
やっと、やっとだよ。カンボジアの国境でさっきの警察に”金はできた。ビザをくれ”1500バーツを支払って、ようやくカンボジアに入国。
と、言うことですぐに出国。
タイに戻らねば。今度はどうどうと胸張ってタイに入国。あ、忘れてないよ。師匠(おばちゃん)のコップにちゃんとコインを入れてからね。
ボロボロになりながらようやくビザをゲットできたよ。
次の日、エムからお誘いが。
みんなでタイスキヤキ屋のMKに行こうって。
たらふく食べていざお支払。
”ユタカ、カード持ってるんだろ。”
しまった。カード持ってることエムは知ったんだ。泣く泣くボクのカードで支払うことに。
あの時、ATMでお金がおりた時、エムが喜んだのはこういうことだったのかぁ。
また、ボクとエムとの距離が遠のいたな。
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タイのチームにはオフシーズンしか入れない等といったことは無いんですか?
僕は10月から1月の間にタイに向かいたいと思っています!!
Re:無題
たぶん大丈夫じゃないですか。
頑張ってください。
頑張ってください。
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