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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

10.05.12:47

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06.30.12:02

試練 ~バングラデシュ~

現地ビッグクラブのモハマダンFCでテスト生。
チームの監督は韓国人。母国から選手を2名連れてきてる。

こんな状況。
韓国人の監督からしてみれば、日本人選手なんて知ったこっちゃねえって話よ。外国人枠ってもんがある中、既に外国人は監督が連れてきてるわけだから、まあボクにチャンスなんてくれてやるつもりはないよな。
実際、ボクは名前を全く覚えてもらえなかったし。

そんな中、ボクのオヤジ・・・って言ってもホントの父親じゃなくって現地でものすごくボクの面倒を見てくれたJICAの北村さんって人なんだけど、その人が一肌脱いでくれたのよ。

北村さんは現地で空手を教えてるのね。バングラデシュ歴も長いし青年海外協力隊では”北村組”なるものがあったわけよ。
ボクは北村組の”鉄砲玉”。
北村さんは鉄砲玉のボクにもとても優しいのよ。

北村さんは顔の広い人で韓国でテコンドーを教えてる人と食事会を開いてくれたの。外国で生活すると、日本人なら日本人、韓国人なら韓国人のコミュニティが出来るのね。だからテコンドーのその韓国人とモハマダンの監督は繋がってるのよ。そこで北村さんが食事会でボクの顔を繋げてくれたの。

バングラデシュにある韓国料理屋で開かれたんだけどイスラム教では禁止の豚肉がガンガン出てくるのよ。久々の豚肉に胸躍り、日本にいる時のノリでバクバク食ってたの。

・・・半ナマで。

焼き肉はほぼ焼かずにをモットーにしてるボクは、異国に来てもその精神を変えることはなかった。

”その食い方は美味しいかもしれないけどバングラデシュの豚肉はよく焼かないと危ないよ。”
の韓国人の言葉も”ノープロブレム”で一蹴。楽しく食事会は進んでいったの。そこでちょいと感じたんだけど、なんだかんだで韓国人はボクの事を取りはしないだろうと。というか、韓国からわざわざお抱えの選手を連れてきてるのに、知らん日本人は取らんだろうね。
でも、こういう会を開いてくれたことがボクはうれしいの。

その嬉しさは辛さに変わる。
朝を迎える前に。

完全に食中毒・・・

完全に当たったよ。ど真ん中にミートしたよ。
こんなにミートしたら、無回転蹴れるんじゃねえかってくらいミートしたよ。
でも、お腹は超フル回転。食えずにピーピーよ。長渕が歌ってるかのようにピーピー言ってるの。うっすら熱もあったし。

でも、韓国人に意地を見せてやりたかったから、グランドの端っこで吐いたり、練習開始ギリギリまでトイレでしゃがみ込んだりして練習に出たんだよ。

でも、そんなボクの諸事情なんてもちろんお構いなし。”How are you?”には”So fine!!!”って強気なボクにハードな練習が開始されるのよ。

・・・そーですか、今日はウサギ飛びですか将軍様。

少しジャンプするたびに出そうになるのよ。不幸にも体制的にはもろにソレだし。でもボクだっていい大人よ。プライドで洩らすというその行為だけは必死で阻止したよ。その洩らしちゃいかんっていう頑張りがすべてだったの。

最後のデザート。最初の10人までが6周、11人目から7周8周・・・って増えてく持久走ががんばれねえ。力をケツに入れねば、走ることは愚かピクリとも動けない状況に陥ってしまう。

いやぁ、15周走ったね。
最後は監督の”もういいよ”って妥協されるメンバーに入っちゃってたもん。

怖いね、食中毒。
でもね、こんな食中毒はまだ軽かったんだ。
本当の食中毒をボクはこの時まだ知らない。

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