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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.27.21:36

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04.26.18:13

ウガンダ上陸 ~ウガンダ~

長い長~い空の旅も終わってようやくウガンダ上陸。
もう帰れない。下手すりゃホントに帰れない。

ボクが掲げた目標は大きく3つ。
・ウガンダリーガーになって1シーズン戦い抜く
・世界1大きいと言われてるビクトリア湖に行く
・クリスマスに黒人と一緒に踊り狂う

空港について飛行機から降りると、驚いたねぇ。
空港の隣にビクトリア湖がありやがんの。


よしっ!!!目標の1つ、いきなりクリア。

早くも目標を1個クリアしたことだし、さっそく換金換金。とりあえず手元にあった400ドルを換金所に出したところ、ナントびっくり、72万ウガンダシリングなんてお金を手にしたの。急に金持ち気分。
ってのも暫しの冷却期間があれば72万なんて言っても400ドルは400ドル、金持ちの気分を味わえただけで実際のボク自身のレベルは下の下って現実とご対面。贅沢はできないのよね。

さて、宿も何も決まってないボクはとりあえず首都カンパラを目指すことに。
地球の歩き方にはタクシーで”キトロに行きそこからマタツ”って書いてあんの。どこなんだキトロって。なんなんだマタツって。わかってるのは空港があるココがエンテベでボクが行きたいのが首都カンパラってだけ。
空港のインフォメーションでタクシー乗り場を聞いたら、あっちでタクシーに乗れって。そのあっちを見たら、陽気な運ちゃんが手を振って笑ってるのよ。コレに乗れば噂のキブリってとこまで連れて行ってくれるらしいからね。
ほいじゃ、よろしくね、運ちゃん。

って、おいっ!
乗ったはいいものの、次々と黒人がボクのタクシーに乗ってくるんだよ。しかも両サイドから。気づけば四面楚歌。窓側を占領され、ボクは真中へと追いやられたんだよ。なんだ、この絵面は?オセロならボクは完全に黒くなってるぞ。というかなんで乗ってくんだよ。
何がどうなってるのか分らないボクが出来る、唯一の護身は出発前に降りること。だって、絶対どこか知らないところに連れて行かれると思ったんだもん。
降車とともにインフォメーションにアゲイン。

”キトロに行きたいけどタクシーってどこから乗れるの?”
”あっちだよ。”
手を振る笑顔の黒人。

う~ん、この短い時間でボクはデジャブを体験したよね。
手を振って待ってるから怪しいんだよ。ぜってーどこか連れて行こうとしてるだろ。

30分くらいこのやり取りをやってようやく納得したんだよね。タクシーが完全乗合だってこと。それでもちょっと信用できずに、持って行ったスーツケースを膝に抱えてタクシーに乗り込んだの。隣の奴からしてみればいい迷惑だよね。すんごく邪魔だよね。そして迷惑ついでに記念に”写るんです”(カシャッ!)
 
        

なんにせよ、ようやく出発。ドラクエで言うところの次の村へ進むことができたよ。
だからって宿探しやら、チーム探しやら、ここがどこだかとか考えなきゃいけないことはタップリ。

溺れる豊は藁をもつかむ。
いろんなものをつかむ生活、ここにスタート!!
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04.22.12:41

ウガンダへの空の旅

ウガンダ行きの客の民族具合を見て、飛行機搭乗前に心が折れそうになったボクだけど、もう戻れないから深く深呼吸をして飛行機に乗ったのよ。

戦いはすでに始まっていた。
機内に乗り込み、自分の席に座ろうとすると、その席には黒い影が!!!
それは陰でなく、ボクの席に腰をおろした黒人がいたのよ。”ここは俺の席だよね。”に対し奴は”ここは俺の席だ。”
どうやらかなりの自己暗示をかけたらしい。どうやら黒人ってのは飛行機の席を早いもん勝ちと思っているらしい。よ~く周りを見るとそんな光景が結構見られるのよ。
そんな相手に対して”チケット見せろ!”は一発で効くね。700円以上のユンケル並みに効くよ。
自分の席、ゲットォ!!!

座っちゃえばこっちのもん。深夜便とはいえ、焦りやら不安のせいで、高めのテンションのボクはすぐには寝れないからウガンダの予習でもって、”地球の歩き方~東アフリカ~”のウガンダを読み尽くそうと。

・・・ウガンダのページ、およそ10ページのみ。

離陸前に読み終わる。
このぶんだと、ウガンダでは2足歩行はできないんだろうね。教えてくれない”歩き方”。


こうなったら致し方ない。
妙な高ぶりを振り払うかのように周りの黒人たちの話しかけたの。ま、英語の勉強だね。うーーーーん、正直に言うと、黒人だってみんな良い奴で仲良くなれるんだよってボクの中で確認したかったんだよね。仲良くできたらやっていけるって。

機内で一人うるさい日本人。えっ、みんな寝たいの?なんてお構いなしに、カタコトの英語と100%の相槌とリアクションで語りかけまくったよね。客にも、スッチーにも。
きっと、チョー迷惑だったろうね。でもみんな良い奴だったね。そんなボクを笑ってすましてくれたよ。そして一人の奴がボクに聞いてきたんだ。”日本人はみんなそんなに騒がしいのか?”って。
なんだと?舐められてたまるかっ!ハッキリ言ってやったよ。
”みんなもっとハードだよ”って。

・・・えー、この場を借りて、日本人の皆様にお詫び申し上げます。


うつらうつらと寝てたら乗り換えのエチオピア。
朝方6時くらいだったかな。ちょっと寒いのよ。考えられる?アフリカって言ってるのに寒いんだよ。
エチオピアって高地まくってんのね。だから気候的にかなり冷えるんだって。そういえばウガンダだって1000mくらいだから気候的には涼しいって言ってたっけ。

寒さに耐え、ようやく乗り換えで、今度はやたら、ちっちゃな飛行機よ。エチオピアからウガンダ。ちっちゃい飛行機。不安マックスよね。
軽い分、早く飛べそうって心に言い聞かせて、またまた周りの黒人に話しかけまくり。今度は、ウガンダ行きだからウガンダ人満載よ。隣に座ってた子は可愛かったし、通路挟んで座ってたおばちゃんはいい奴だったよ。

そのおばちゃんから色々情報収集。
ウガンダでプロサッカー選手になるって言ったら応援してくれたんだ。
でもね、誰も知り合いがいないって言ったら、急にボクが胡散臭く見えたみたいで、あまり会話が弾まなくなっちゃったね。無謀だとでも思ったのかな。

へぇ、ウガンダ人って結構現実を見てるんだね・・・

計画性、アフリカ人以下。
それでもこの日、ウガンダに上陸。

04.19.12:24

3ヶ国目 ~ウガンダ~

バングラデシュから帰国する時、ウガンダに行くとは言ったものの、正直言わなきゃ良かったって常に思ってたよね。
ボクはどこの国でも、周りの人間に行くって宣言するの。そうやって周りから自分を追い込んで、自分の中で行かなきゃいけない雰囲気作っちゃうわけ。

当時、ボクが持っていたウガンダ情報
(バングラデシュで同じチームだったウガンダ人のイドゥリス君より頂きました。)

・世界1大きいビクトリア湖がある。
・サッカーリーグはある
・きれい
・治安は良い

コレだけ。
もう、最後の治安が良いなんてのは日本人が行ってみなきゃ分からないしね。日本人は金持ってると思って襲われることってよくあるし、実際に襲われたことあるし。

こんな情報だけで行けるかっつーの!

もしかしたら最後のいい思い出になっちゃうかもと思ってバングラデシュに行く時もウガンダに行く時もタイで楽しく遊んでから旅立つのね。
でね、ウガンダに行くかって本気で決心がついたのってタイからウガンダに出発する日の昼間だったからね。タイの日本人向けの漫画喫茶でスラムダンクを読んでモチベーションを上げたのよ。

で、その後、タッチを読んで恋がしたくなったのよ。
ウン、一瞬でウガンダに行きたくなくなったよね。

でもさ、もうチケット取っちゃってるし、その前日に送別会やってもらっちゃってるし、ウガンダに行くって言うボクを見てみんな笑っちゃってるし、行くしかないよね。
古めに言うと行くっきゃないよね。

【タイ発、エチオピア経由ウガンダ行き】
航空会社はエチオピア航空、1時の深夜便。

・・・ちゃんと飛ぶのか?。


さて、タイ出国前の晩ごはん。
タイの日本人サッカーチームのみんなとの最後の食事。忙しい中、仕事帰りに集まってくれたのよ。その中の一人、高橋さんっていって、ボクが遊びたくなるといつも付き合ってくれてたサッカー部のエースと、高橋さんと同じ会社のしげさんが最後まで付き合ってくれたの。10時頃解散して、みんな帰った後、2人は11時半ごろまで
バーでまったりと。

で、お別れの時の高橋さんは初めてカッコ良かったよ。


”ゆたかゴメン!明日、朝早いから空港まで行けないけど頑張ってこいよ!”
って言って、タクシー代をボクにくれたのよ。普段はボクが開いた合コン終りにボクのはしゃぎ過ぎを、酔っぱらった高橋さんが説教する。自分もグズグズのくせに・・・

そんな高橋さんが初めてカッコ良かったよね。
こうなりゃ、アフリカだろうがどこでも行ってやろうじゃねーか。ボクの意志もおかげで固まりました!タクシー捕まえ空港へレッツラゴー。

夜中、12時過ぎのタイの空港にゃ人は少ねえもんだよ。
搭乗手続きをしようと受付カウンターに行くと・・・。なんか民族衣装を着た、いかにもって黒人たちがデカすぎる荷物を持って並んでるわけ。髪型はチリチリの毛がてっぺんより後ろしか生えてないの。

〇〇族みたいの想像してみて。
ハイ!それっ!ソレが白の民族衣装みたいのを着て、たくさん並んでるの。

・・・ボクはこんな人たちと生活するんだぁ。


ゴメン高橋さん!
出国前に心折れそうだわ・・・