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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.27.08:28

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11.11.11:37

もう1試合 ~ウガンダ~

日付変わってもう1試合。

ボクはこの試合も外人選手としての書類が揃ってないからスタンドから観戦。
この試合は、下位同士の対戦。前半を終えて1-1の同点。

なかなか盛り上がってたんだけどよーく周りを見たら相手サポーターのほうが多いような。
で、そんな相手サポーターに1人顔を白く塗って地面に何か書いたり小石を置いたりしてる奴がいるんだよね。


”アレは何?”


ってとなりの奴に尋ねたところ


”呪いだよ”


いやいやいや、普通に言わないでよ。


この国はそういうの結構認められてるらしいのね。
大阪の方に行くと、そんな人がいても納得なんだけどさ。何に話しかけてるか分かんないオッサンとかよくいるじゃん。
ま、あそこも外国だからね。

頭がおかしいのか、ハタマタ酒を帯びているのか。
またまた近くの奴に聞いてみたのよ。

そんなわけないだろうと一蹴。


嗚呼、みんな頭が・・・(この先は言えないや。)


試合はって言うとね、奴の呪いの動きが気になってあまり試合を見れなかったよ。
だって、隣に座ってきたりするし。ボク、試合出てないのに呪わないでよ。

でもね。
結局その試合は奴の呪いにより?2-1で負けちゃったの・・・
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11.11.11:30

女レフリー ~ウガンダ~

Kajansi FCに来たはいいものの、まだ書類がそろわずにリーグは過ぎてゆく。
リーグ戦、いまだ外人用ライセンスが取得出来ないボクは出場できず。

Kajansi FCがどんなプレーを試合で見せてくれるのか、楽しみにして見に行ったんだけどボクの興味は他にそそがれたのよ。

審判が女性だったのね。

Wカップ前とか日本のTVで女子アナが日本代表ユニホーム着てたりしてかわいいとか思っちゃうじゃない。 今でもフットサルとかやってる女の子は可愛いと思ってしまうし、ボクは緑のゲレンデって呼んでるのね。

だからってコチラ、とんでもない!

ウガンダの女性ってお尻がデカイのよ。
で、この審判も例外ではなくかなりのお尻。しかも太めな体型で、しかも黒い審判用ユニホームを着てるから立ってる姿はいろんな意味でチョコボール。


・・・ハイ、人種差別。


しかもこの審判、動かないんだこれが。”えっ、安西先生?”ってくらい動かない。正確に言うと動けない。それなのに試合終わった後なんてプレーヤーの誰よりも疲れてるんだもん。

なんかね、燃え尽きちゃって黒人なのに真っ白って感じ。


・・・ハイ、人種差別


で、試合の方はようやく初勝利だそうでございます。でも、内容はよくないけどね。技術がないからボーン、ボーンってすぐにボールが上にあがっちゃうの。
 
TVでサッカーを見るとボールポゼッションとかなんとかでボールの支配率とか出るじゃん。(〇〇チーム52%:××チーム48%)とかって。
ボクが勝手にそういう率をつけるならチームとか関係なく70%:30%で”空”だね。それくらいボールが上に行く。

ボールを高く上げれば勝ちだと思ってるのかな?

ボクは前向きに彼らの上昇志向がボールに表れたと捉えることにしたけどさ。

しかしボクの書類はいつ揃うのだろう?

11.10.11:08

初練習試合 ~ウガンダ~

とりあえずお金は貰えることになったからKajansi FCでプレーすることにしたのよ。

で、マイコーに連れられて練習場に行ったのね。

うーん、かなりボコボコ。
芝の生え具合も、地球での水と陸の割合。
もち、芝が水で土が陸。

要所要所に牛フン・・・

紅白戦なんてやろうもんなら、サイドプレーヤーのボクにとっちゃ、どっちサイドかが生命線。ここのグランド、ピッチ片側のライン際に牛フンがまき散らされてる傾向があるのよ。

ま、逆サイドのライン際は本格的にボッコボコなんだけどね・・・


さて、そんなグランドでの初日のトレーニングは、地元のチームかなんか知らないけど練習試合があったのよ。

4-4-2の左の中盤で出場。
驚きよ。
何がって?

ラインズマンがいねえからオフサイドが無法地帯。

そのお陰もあって、ユタカ4アシストの大活躍よ。

いや、全部が全部オフサイドとかじゃないよ。
ちょっと怪しいかなぁって程度よ。

さーらーにー。
KCCで練習してた時からそんな傾向はあったんだけどね、こっちのチームの練習って、飲み水がないの。

高地で標高1000mのウガンダ。その高さゆえ気候はすこぶる良好。


・・・って言っても、赤道直下ですぜ。
練習中に掻いた汗が塩になって体にまとわりついちゃうくらいの日差し。


いくらタフガイのボクでも水は欲しいね。
次の七夕には短冊に”水が飲めますように”って書こうかと思うくらい。

だってさ、このチームだって、恐らく他のチームだって滅茶苦茶フィジカル入るからね。

もう1回言った方が伝わると思うから言うけど、水は欲しいよ。

”赤道直下”
”ハードなフィジカルトレーニング”
”2~3時間練習”

∴水は欲しいよ。


これからこんな日々がしばらく続くと思うと・・・


おえ~・・・

11.08.17:35

Kajansi FC ~ウガンダ~

奇跡的にバングラでの戦友、マイコーに出会ったボク。マイコーの地元チーム”Kajansi FC”を紹介してもらえることになったのよ。

まずね、マイコーに連れられマネージャーのジンゴのビデオショップに行ったのね。
あ、ビデオショップって言っても屋台に毛の生えた程度のもんだから基本的にお金はないよ。
そのお店に入ってジンゴと握手。

ウガンダらしいって言うんだろうね。

いきなり契約の話になったよ。
プレーは見なくていいのかね。
見てよ、この契約感。

jingo.jpg







ボクの海外での背番号”14”も難なくゲット。

で、契約の内容はね。

・お昼ごはん支給
・日給3000シリング(約180円)
・背番号は”14”
・リーグ終了後ユニホーム支給

のみッスよ。
これのみッスよ。
この分かる人にしか分からない魅力の契約内容。

あ?
満足かって?
んなワケねーでしょ。ネタとして切り替えなきゃやってらんねえつーの。

でもさ、1番大事なのはリーグに出ることだと思ってたし、ウガンダまで来て”ダメだった。”は言えないじゃん。
それに恐らくはどのチームもちゃんと給料なんて払やしねえさ。

契約成立。契約書とかのサインはまだなんだけどね・・・
怪しい。

ものすごくビンボーな生活はここから始まることになるんだよね。

11.06.13:11

再会 ~ウガンダ~

1から始めようって言ったって、こんな国でどうしたらいいのさ?

って思うじゃん。
ハイ、正解。

自分のラブホテルに籠ってるとなんか湿っぽくなるし、しょうがねえから街に出て散歩でもすることにしたのよ。
ホントは動きたくなかったんだよね。

だって、お腹空くじゃん。
ビンボーってイヤね。

その頃、すでにボクの朝ごはんって言ったら15円の手のひらサイズのドーナッツ1個だけよ。

精神的にちゃんとしようと街に出て、サッカー協会に行って、街に出ての繰り返し。
嗚呼、神様っているのかな?

って思ったら、いたよ。神様。
そう思わなかったから向こうさんも気付いてくれなかったんだろうね。

”YUTAKA YUTAKA”

街中、遠くからボクを呼ぶ声が聞こえたのよ。
まさに神様よ。

バングラデシュで同じチームでプレーしてたウガンダ人のマイコーだったの。

元々、こいつとイドゥリスってのがボクにチームを紹介してくれるって話だったんだけど、ボクが日本に帰ったあたりから連絡が取れなくなったんだよ。

故にボクはノーコネクションになっちゃってたワケ。

じゃあ、ウガンダに行くなよ、って話は置いといて。
勢いって怖いね。

とにかくボクはコネクションをゲットしたの。
マイコーだって分かったとたんヤツに向かって走り寄ったよ。そして2人は再会のハグ。感動の再会のはずが、自分でも驚くべき言葉が口から出てきた。

”I'm hangly”

相当ハラが減ってたんだね、ボク。
マイコーにチキンとポテトを奢ってもらっちゃった。

で、マイコーはボクにKajansi FCっていう今年からトップリーグに上がってくるチームを紹介してもらうことになったの。
このKajansi FCはマイコーの地元のチーム。マネージャーもマイコーの友達。ボクなら契約は簡単にできるんだって。

でもね、ちゃんとした給料が出ないんだって。
内容はまた明日だって。

それでもウガンダリーグでプレーしたっていうキャリアが欲しかったからボクはOKしたの。

”明日、うちに来いよ。マネージャー紹介してやるから。”

とにかく畑が欲しかったから、ボクは次の日にマイコーの家に行ってマネージャーを紹介してくれることになったんだ。