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タイ、バングラデシュ、ウガンダとサッカーで渡り歩いてきた日々を振り返ったり最近のボヤキなどを綴ります

11.27.08:34

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10.31.11:57

献立 ~バングラデシュ~

バングラデシュの寮生活。
もちろん食事も寮で。

朝 : 豆のカレー or 野菜のカレー
昼 : 魚のカレー and ダルスープ(日本で言うところの味噌汁、もちろんカレー風味)
夜 : 牛肉のカレー

多少の中身は変わるけどこれが永遠に続くわけでありまして。
米かナンみたいなやつでこれを食べるわけでありまして。


『俺、カレーだったら毎日食えるぜ。』

ってヤツ。

ウソつくなよ。

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10.30.12:02

寮生活 ~バングラデシュ~

朝、埃まみれの部屋で目が覚めると・・・

濃いスキンヘッドのキャプテンの微笑み。

キン玉がキュウっとなる。


濃いスキンヘッド・・・
スキンヘッドなのに濃い。訳がわかんないけどそうなんだよ。今、思い出したけどアイツの名前はマヌンだったな。まぁ、そこを掘り下げてもこれ以上なんも出ないと思うから先に行くね。

そんなバッドモーニングでもボクは嬉しかったのよ。だってバングラに来てはじめて”うち”と呼べる場所が手に入ったから。
犬がいないだけで、昔の安達裕美と同じ生活だったね。同情でも何でもいいからお金やらビザやら、住み家に至るまでいろんなものが欲しかったな。

それはそれで置いときまして。

シーズン前だからかこのチームは朝の練習が主なんだよね。あ、練習って言ってもひたすらな走りね。グランドは持ってなかったから近所のでっかい公園ね。
おかしいと思ったんだよ。練習行くぞって、スパイクを持ってるやつは勿論、ボールも持たずに人力車に乗りこむんだもん。

あ、もちろん人力車(2人乗り)はマヌンとペアね。
アイツ、日本の歌を歌ってくれってウルセーのよ。

・・・朝6時ッスよ。

朝、5時半に起きて30分後の6時に人力車上で街中で歌わされて、挙句その10分後から、永遠と思われる走り込み・・・

これ以上の拷問は受けたことがない。

走りの内容は以下です。
アップがてらの3㌔のラン。
50メートル走×10
100メートル走×10
30メートル走×永久

しばしの休憩の間、どこからかボールがやってくるんだよ。

再開の3㌔ラン×2~3

と、ここでボールを使った基礎練習が始まるのよ。あの、2人組でのインサイドパスとか。
なんでだろう?
20メートルくらい走ってからパスなの。

”おい、ユタカ、疲れたのか?”
100メートル走の時点で疲れてるっちゅーの。
他の奴はヘロヘロでほぼ歩いてるっちゅーの。


終わって、寮に帰るともう10時を過ぎてるんだよね。
ここでようやく朝ごはんよ。
いや、練習前にも食べ物は貰えるんだよ。

ビスケット2枚とミルクティー・・・

で、ハードな走りの後の朝ごはん。

豆のカレー・・・


今だから言える。
あの時は辛かった。

10.28.11:25

サードチャレンジへ ~バングラデシュ~

すいません、ダメでした。

アボハニFCに落ちたボク。
今回も紹介してくれた三田さんに謝罪。

イカン、そういう流れが出来てしまう。
三田さん紹介⇒ユタカ受ける⇒落ちる⇒謝罪・・・

このアリ地獄から抜け出さねば。
でもさ、三田さんってスゲエいい人なのよ。応援してくれるしなんかの責任を背負ったのか、サッカー協会に話をしてくれるし。

そして次なるチームは”ファキラポンFC”。
ファキラポンの意味は分からん。
ただ、今年からトップリーグに上がってくるニューカマーだってことと、チームが寮を持っているってことと、監督が小太りで禿げているってことだけは分かった。

チームに通されると、ボクは寮に入ることを望んだの。
だって三田さんにあんまり迷惑はかけれませんから。

三田さん ― 独身 ― 豊付き ― コブ付き

なんか可哀そうに独身なのに子供抱えてるみたいな。
今でも当時の話をすると、”迷惑じゃ無かったよ。スゲエ楽しかったし。”って涙がチョチョ切れそうな事を言ってくれるんだけど、絶対迷惑だよ。

で、ボクは入寮したの。
埃まみれのその寮は夜になると猛威をふるい、ボクはくしゃみが止まらんかった。

挙句、さみしがり屋のベンガル人の中途半端な計らいによって、みんなは10人くらいの大部屋だったのに、ボクにだけ3人部屋の個室を与えてくれたの。

・・・寂しいだろうからってキャプテンのごっついスキンヘッドと共に。

いらねえよ。
超いらねえよ。

キャプテンは、ほりが深くてスキンヘッド、見た目はかなり怖いんだよ。
で、英語は全く喋れないのよ。ボクのベンガル語なんてキャプテンの英語より酷い。
見た目怖いくせに気の良いキャプテンは気を使って話しかけてくれるんだけど、ワカンネーのよ、アイツの英語。

お互いにコミュニケーション的なものはほぼ諦めたと思ってたんだけどそうじゃなかった。
気のいいアイツはそれでもボクをかまおうと、ゴツイ体のくせに温かい目でニコニコ見つめてくるのよ。


いや、気まじいよ。


お互いに会話もなくゴツイスキンヘッドのベンガル人がボクに微笑む。目を合わせたら食われるって思ったから、寮に持ち込んだ大量の週刊誌を読み漁った。
ニコニコしたキャプテンは歩み寄ってきて、ボクの週刊誌のエロ記事のエロ写真だけを本当のニコニコで見まくってたよ。

*イスラム教は女性禁止です。きっと溜まってたんだろうね。

その情報を聞きつけた他の奴もボクの部屋に押し寄せるのよ。
その勢いで埃が舞うでしょ。
ボクのくしゃみが止まらないでしょ。
寝れないのよ。

で、キャプテンが癒そうとニコニコ見てくるでしょ。
OK(大丈夫)のノリで言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
知ってる単語、ドンノバット(ありがとう)言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
寝れないでしょ。

繰り返し。


ここら辺からかな。
バングラデシュに対して、日本に帰ってからみんなに言いまくるネタとして生活を切り替えたのは。

10.06.11:02

セカンドチャレンジ ~バングラデシュ~

えーっと、久し振り、バングラ。
人間の脳っていい思い出がほとんど残るように出来てるらしい。故にバングラデシュの思い出って結構残ってないんだよね。

1日のうち8時間は怒ってたと思うし・・・

だからバングラの思い出ってなかなか書く機会がないの。
チョロチョロチョロチョロじじいの小便みたいに思い出してくからそっとしといて。


それでは。

悲しくもビッグクラブ”モハマダンFC”で契約がこぎつけれなかったんだけど、まあ、すんなりいくとは思ってなかったから別に気にもしてねえさ。それより気になるのはお腹の具合。
長淵よりもピーピー言ってるし。

トレーニングは青年海外協力隊のサッカー隊員でボクが1番お世話になってる三田さんが教えてるところで一緒にトレーニングさせてもらってたの。
そのグランドってのなんだけど”アボハニマート”っていうのね。マートってグランドみたいな意味があるの。要するにアボハニって所のグランドなの。肝はそのアボハニってやつよ。アボハニっていうのはチーム名なんだけど向こうじゃモハマダンに肩を並べるビッグクラブなのよ。

モハマダンが巨人ならアボハニは阪神。
モハマダンがヨン様ならアボハニはイ・ビョンホン。
モハマダンがドラゴンボールならアボハニはワンピース。
モハマダンが・・・もういいか。

この2チームは政党が絡んでるやなんやらで、サポーターが多いらしいの。しかも両チームの試合になんかなると結構盛り上がって、時には暴動的なモンも起こるとか起こらないとか。

なんか盛り上がって楽しそうだからチームに入れてほしいなぁとか思ってたらアボハニマートで三田さんたちと練習するボクを見てアボハニのスタッフか誰かが”うちの練習に参加してみないか?”ですって!?
うわっちゃ~。超ラッキー。次の日の朝と午後の2部の練習にボクは参加できることになったのよ。三田さんのお陰です。ありがたきシヤワセ。

で、朝から練習よ。敵をかわし、そして、落ちてるフンもかわす。午後も午後で一生懸命頑張りましたよ。
で、午後の練習でマネージャーとかいうヤツがいたから話したの。
衝撃受けたよ。

”あ、うちはもうカメルーン人と契約するから。”ですって。

どういうつもりで練習参加させたんだろ?
ってゆーかボクに練習参加をそそのかしたアイツは一体誰だったんだ?
その謎は今でも明らかになっていないけど、ボクの胸にはしっかりと”ネタ”として刻み込まれたんだ。

でも、すごいと思わない?
そんななのに練習に参加出来ちゃうこの国。

09.16.10:48

久々のバングラデシュ

久々のバングラのお話。
スゲエ前の話だから忘れてるでしょ。

ボクも同じ。

だからこれ見て。


http://yutaka14.blog.shinobi.jp/Date/20080630/1/

せっかくのご厚意で韓国人コミュニティの輪に入れそうだったけどそうもうまくはいかないね。止まない雨のような下痢にさいなまれてるボクに韓国人監督は冷たいよね。

下痢3日目。
そろそろ治ってもよさそうなのにね。体はボクの願いをきいてくれないの。だって病院行ってないし。

そんな心と体とお尻のバランスを崩したボク。
チームはそんなことはつゆ知らず、チームはネパール遠征があるらしい。

でもさ、外国人は韓国人がいるでしょ。ボク相手にされてないでしょ。
もうね、体もお尻も不安でいっぱいよ。ボクは勇気を出して聞いてみたんだよね。

”ボクはネパールに行けるの?”

ホレ、外国に行くとなるとビザが必要になるじゃん。ボクまだネパールの持ってねえし。ってゆーかもう前日だし。

案の定言われたよ。

”君は行かないよ。”

・・・うん、そうだよね。
ボクにも薄々感じてた部分はあったよ。ようやく決心できたよ。

【このチームを去ろう】

悔しいけど違うチームのテストを受けよう。そしてリーグでこいつらを倒そう。
悔しかったけど、タイの経験もあるしそんなにうまくいかないことも重々覚悟してたし。

ただ、悔しさが理由かどうかはわからないけど、お尻からの涙は止まらなかった。