01.27.05:54
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10.28.11:25
サードチャレンジへ ~バングラデシュ~
すいません、ダメでした。
アボハニFCに落ちたボク。
今回も紹介してくれた三田さんに謝罪。
イカン、そういう流れが出来てしまう。
三田さん紹介⇒ユタカ受ける⇒落ちる⇒謝罪・・・
このアリ地獄から抜け出さねば。
でもさ、三田さんってスゲエいい人なのよ。応援してくれるしなんかの責任を背負ったのか、サッカー協会に話をしてくれるし。
そして次なるチームは”ファキラポンFC”。
ファキラポンの意味は分からん。
ただ、今年からトップリーグに上がってくるニューカマーだってことと、チームが寮を持っているってことと、監督が小太りで禿げているってことだけは分かった。
チームに通されると、ボクは寮に入ることを望んだの。
だって三田さんにあんまり迷惑はかけれませんから。
三田さん ― 独身 ― 豊付き ― コブ付き
なんか可哀そうに独身なのに子供抱えてるみたいな。
今でも当時の話をすると、”迷惑じゃ無かったよ。スゲエ楽しかったし。”って涙がチョチョ切れそうな事を言ってくれるんだけど、絶対迷惑だよ。
で、ボクは入寮したの。
埃まみれのその寮は夜になると猛威をふるい、ボクはくしゃみが止まらんかった。
挙句、さみしがり屋のベンガル人の中途半端な計らいによって、みんなは10人くらいの大部屋だったのに、ボクにだけ3人部屋の個室を与えてくれたの。
・・・寂しいだろうからってキャプテンのごっついスキンヘッドと共に。
いらねえよ。
超いらねえよ。
キャプテンは、ほりが深くてスキンヘッド、見た目はかなり怖いんだよ。
で、英語は全く喋れないのよ。ボクのベンガル語なんてキャプテンの英語より酷い。
見た目怖いくせに気の良いキャプテンは気を使って話しかけてくれるんだけど、ワカンネーのよ、アイツの英語。
お互いにコミュニケーション的なものはほぼ諦めたと思ってたんだけどそうじゃなかった。
気のいいアイツはそれでもボクをかまおうと、ゴツイ体のくせに温かい目でニコニコ見つめてくるのよ。
いや、気まじいよ。
お互いに会話もなくゴツイスキンヘッドのベンガル人がボクに微笑む。目を合わせたら食われるって思ったから、寮に持ち込んだ大量の週刊誌を読み漁った。
ニコニコしたキャプテンは歩み寄ってきて、ボクの週刊誌のエロ記事のエロ写真だけを本当のニコニコで見まくってたよ。
*イスラム教は女性禁止です。きっと溜まってたんだろうね。
その情報を聞きつけた他の奴もボクの部屋に押し寄せるのよ。
その勢いで埃が舞うでしょ。
ボクのくしゃみが止まらないでしょ。
寝れないのよ。
で、キャプテンが癒そうとニコニコ見てくるでしょ。
OK(大丈夫)のノリで言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
知ってる単語、ドンノバット(ありがとう)言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
寝れないでしょ。
繰り返し。
ここら辺からかな。
バングラデシュに対して、日本に帰ってからみんなに言いまくるネタとして生活を切り替えたのは。
アボハニFCに落ちたボク。
今回も紹介してくれた三田さんに謝罪。
イカン、そういう流れが出来てしまう。
三田さん紹介⇒ユタカ受ける⇒落ちる⇒謝罪・・・
このアリ地獄から抜け出さねば。
でもさ、三田さんってスゲエいい人なのよ。応援してくれるしなんかの責任を背負ったのか、サッカー協会に話をしてくれるし。
そして次なるチームは”ファキラポンFC”。
ファキラポンの意味は分からん。
ただ、今年からトップリーグに上がってくるニューカマーだってことと、チームが寮を持っているってことと、監督が小太りで禿げているってことだけは分かった。
チームに通されると、ボクは寮に入ることを望んだの。
だって三田さんにあんまり迷惑はかけれませんから。
三田さん ― 独身 ― 豊付き ― コブ付き
なんか可哀そうに独身なのに子供抱えてるみたいな。
今でも当時の話をすると、”迷惑じゃ無かったよ。スゲエ楽しかったし。”って涙がチョチョ切れそうな事を言ってくれるんだけど、絶対迷惑だよ。
で、ボクは入寮したの。
埃まみれのその寮は夜になると猛威をふるい、ボクはくしゃみが止まらんかった。
挙句、さみしがり屋のベンガル人の中途半端な計らいによって、みんなは10人くらいの大部屋だったのに、ボクにだけ3人部屋の個室を与えてくれたの。
・・・寂しいだろうからってキャプテンのごっついスキンヘッドと共に。
いらねえよ。
超いらねえよ。
キャプテンは、ほりが深くてスキンヘッド、見た目はかなり怖いんだよ。
で、英語は全く喋れないのよ。ボクのベンガル語なんてキャプテンの英語より酷い。
見た目怖いくせに気の良いキャプテンは気を使って話しかけてくれるんだけど、ワカンネーのよ、アイツの英語。
お互いにコミュニケーション的なものはほぼ諦めたと思ってたんだけどそうじゃなかった。
気のいいアイツはそれでもボクをかまおうと、ゴツイ体のくせに温かい目でニコニコ見つめてくるのよ。
いや、気まじいよ。
お互いに会話もなくゴツイスキンヘッドのベンガル人がボクに微笑む。目を合わせたら食われるって思ったから、寮に持ち込んだ大量の週刊誌を読み漁った。
ニコニコしたキャプテンは歩み寄ってきて、ボクの週刊誌のエロ記事のエロ写真だけを本当のニコニコで見まくってたよ。
*イスラム教は女性禁止です。きっと溜まってたんだろうね。
その情報を聞きつけた他の奴もボクの部屋に押し寄せるのよ。
その勢いで埃が舞うでしょ。
ボクのくしゃみが止まらないでしょ。
寝れないのよ。
で、キャプテンが癒そうとニコニコ見てくるでしょ。
OK(大丈夫)のノリで言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
知ってる単語、ドンノバット(ありがとう)言うでしょ。
更にニコニコ見るでしょ。
寝れないでしょ。
繰り返し。
ここら辺からかな。
バングラデシュに対して、日本に帰ってからみんなに言いまくるネタとして生活を切り替えたのは。
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10.25.10:23
休憩がてら
昨日、ふとタイに行ったばっかりのことを思い出しまして。
タイ人って基本、英語話せないのよ。
だから少しでも喋れるやつは我が物顔で話しかけてくるのね。通訳みたいな感じで優越感に浸ってるらしい。
だからってボクにちゃんと通じてないけどね。
流石にタイはボクの1ヶ国目だからちゃんとタイ語は話せるようにしとこうと思ったのよ。そしたら2ヶ国目にどこかに行った時に話せなくても”その気になれば覚えれるよ。”って勝ち誇れるじゃん。
実際に、2ヶ国目のベンガル語なんて全く覚えてないし。
タイ語をマスターするにはまずはタイ語を使わねば。
近所の屋台でお茶をする時に”ニー、タオライ?(これ、いくら?)”ってちゃんと言おうと頭の中で”ニータオライ、ニータオライ、ニータオライ・・・・・”って繰り返してちゃんと言おうと屋台の前に立ったのよ。
ボクに電流が走ったよ。
店員が超オカマなの。
あのね、綺麗なオカマだったらいいよ。当時、まだタイ歴1週間のボクにゃあ女だろうがオカマだろうが区別つかないから。
ホントだよ。
証拠にコレ。

ね、可愛くない?
でもね、ボクが初めて出会った店員のオカマは残念なことに、残念な方のオカマだったの。なんつーの、リアルなんだよ。表現が分かり難いかもしれないけど、コレ適切だと思う。なんかリアルなんだよ。
しかもメイクとかするんだけど、余計に男であることをあえて強調しているかのようなメイクよ。
化粧の濃いIKKO。
そのIKKOの顔のパーツがやたらとデカイ感じ。
ボクの努力は強大な力の前に無になったよ。
”ニータオライ”なんて体に走った電流の衝撃で我が町藤沢まで吹っ飛んじゃったよ。
”あ、あー、ジ、ジス。”
あまりの衝撃でThisすらちゃんと言えなかったよ。
その日からその屋台を通るたびに、ヤツに話しかけられたよ。そして厄介なのは奴が英語を多少話せること。
”ごはん食べた?”
”まだ。”
”一緒に食べよう”
”・・・”
”ごはん食べた。”
”もう食べ終わったよ。”
”一緒にお茶しよう。”
”ごはん食べた?”
”もう食べたから帰って寝るよ。”
”一緒に寝よう。”
”・・・”
アグレッシブだ。
ここまでアグレッシブな選手を見たことがない。
ボクの英語力はココで磨かれた。
タイ人って基本、英語話せないのよ。
だから少しでも喋れるやつは我が物顔で話しかけてくるのね。通訳みたいな感じで優越感に浸ってるらしい。
だからってボクにちゃんと通じてないけどね。
流石にタイはボクの1ヶ国目だからちゃんとタイ語は話せるようにしとこうと思ったのよ。そしたら2ヶ国目にどこかに行った時に話せなくても”その気になれば覚えれるよ。”って勝ち誇れるじゃん。
実際に、2ヶ国目のベンガル語なんて全く覚えてないし。
タイ語をマスターするにはまずはタイ語を使わねば。
近所の屋台でお茶をする時に”ニー、タオライ?(これ、いくら?)”ってちゃんと言おうと頭の中で”ニータオライ、ニータオライ、ニータオライ・・・・・”って繰り返してちゃんと言おうと屋台の前に立ったのよ。
ボクに電流が走ったよ。
店員が超オカマなの。
あのね、綺麗なオカマだったらいいよ。当時、まだタイ歴1週間のボクにゃあ女だろうがオカマだろうが区別つかないから。
ホントだよ。
証拠にコレ。
ね、可愛くない?
でもね、ボクが初めて出会った店員のオカマは残念なことに、残念な方のオカマだったの。なんつーの、リアルなんだよ。表現が分かり難いかもしれないけど、コレ適切だと思う。なんかリアルなんだよ。
しかもメイクとかするんだけど、余計に男であることをあえて強調しているかのようなメイクよ。
化粧の濃いIKKO。
そのIKKOの顔のパーツがやたらとデカイ感じ。
ボクの努力は強大な力の前に無になったよ。
”ニータオライ”なんて体に走った電流の衝撃で我が町藤沢まで吹っ飛んじゃったよ。
”あ、あー、ジ、ジス。”
あまりの衝撃でThisすらちゃんと言えなかったよ。
その日からその屋台を通るたびに、ヤツに話しかけられたよ。そして厄介なのは奴が英語を多少話せること。
”ごはん食べた?”
”まだ。”
”一緒に食べよう”
”・・・”
”ごはん食べた。”
”もう食べ終わったよ。”
”一緒にお茶しよう。”
”ごはん食べた?”
”もう食べたから帰って寝るよ。”
”一緒に寝よう。”
”・・・”
アグレッシブだ。
ここまでアグレッシブな選手を見たことがない。
ボクの英語力はココで磨かれた。
10.24.11:57
テストマッチ第3戦 ~タイ~
地方最終戦。
チームメイトはカタコトの英語でボクに”Final. Final.”って言ってたけどこのFinalってのは決勝戦じゃなくって最後って意味なのはボクにも分った。
だって初戦で負けてるから。
前の試合で得点したボクにチームメイトの期待や応援も高まるのよ。
ウォームアップのボール回しで股抜きをされると着衣を1枚ずつ脱いでいかなきゃいけないタイのボール回しルール。そのルールの中、靴下まで脱がされ、短パン1丁になったサブの更にサブのGK。
試合前に靴下とスパイクをチームメイトに貸しちゃって裸足でベンチに座るDF。
ボクが教えた”チンコ”をバスの中でひたすら復唱するFW。
チームで飼っているモンって犬のチンコを擦って、モンを悶々とさせるMF。
サブのメンバーがみんなボクの応援をしてくれるのよ。
ロクな奴いないけど・・・
今回もスタメンにボクの名前があった。
まかせろ的な感じで構えるボクの顔はなんとなくムカつくものだったんじゃないかな。うん、調子に乗ってカッコつけたかも。
ピッチに入ると、サポーターたちのボクに対する熱も急増。
”IipdeGUGfgUkoIPppifdyhu”
客席から寄せられる声は何言ってるか分からんけど、ニコニコボクに向かって言ってるからポジティブなボクは”ユタカ、がんばれ!今日も点を取ってくれ。”にしか聞こえんのよね。
で、試合前に選手一人一人の名前がアナウンスされるのよ。
この時知ったよ。ホー君とかジップ君とか、みんな短い名前で呼んでたけど、それがあだ名で、もっとちゃんとタイ人っぽい名前があったことを。
”エイカウィット”やら”プラヴィット”とか。
ボクの名前はいつ来るかなぁ・・・
”ヤタカ・アハラー。”
・・・
・・・
なんかイスラム教みたいになってるし。
チームメイトもそれに気づいたみたいでボクの肩を2度ほどポンポンと。
さて、気を取り直してキックオフ。
前回の得点で周りは期待してるから、なんか余計なプレッシャーを感じてしまうよ。
でもさ、神様は腐らなかったボクにご褒美を。
左サイドを突破したボクはセンタリング。これをエースのホーが決めて先制。ボクに1アシストがついて、ホーがボクのところに駆け寄ってきた。
良かった。結果が出せてホントに良かった。
その後も、動きはよくいくつかのチャンスを作ったけどそれを決めきれず、最終的に1-1の引き分けでPK戦へ。
ホーが外して負け。でも、テストマッチだから結果はいいでしょ。
試合後、チームでご飯を食いに行くのよ。ようやく認めてもらったみたいでいつもより色々とみんなが話しかけてくれたよ。
何言ってるか分かんないけど。
で、ボクを受け入れてくれたみんなはボクに色んな食べ物を進めてくれるの。
・・・全部辛えよ。
なんなら試合よりも汗びっしょりね。
それ見てみんな爆笑するのよ。で、笑って笑って最後に辛くない卵焼きを頼んでくれるの。最初から頼んでくれよ。
ふと隣のテーブルに目をやると、汗びっしょりのガーナ人のベンジャミンを見てタイ人、大爆笑。
ベンジャミンと仲良くなったのはこの日を境にしてだね。
チームメイトはカタコトの英語でボクに”Final. Final.”って言ってたけどこのFinalってのは決勝戦じゃなくって最後って意味なのはボクにも分った。
だって初戦で負けてるから。
前の試合で得点したボクにチームメイトの期待や応援も高まるのよ。
ウォームアップのボール回しで股抜きをされると着衣を1枚ずつ脱いでいかなきゃいけないタイのボール回しルール。そのルールの中、靴下まで脱がされ、短パン1丁になったサブの更にサブのGK。
試合前に靴下とスパイクをチームメイトに貸しちゃって裸足でベンチに座るDF。
ボクが教えた”チンコ”をバスの中でひたすら復唱するFW。
チームで飼っているモンって犬のチンコを擦って、モンを悶々とさせるMF。
サブのメンバーがみんなボクの応援をしてくれるのよ。
ロクな奴いないけど・・・
今回もスタメンにボクの名前があった。
まかせろ的な感じで構えるボクの顔はなんとなくムカつくものだったんじゃないかな。うん、調子に乗ってカッコつけたかも。
ピッチに入ると、サポーターたちのボクに対する熱も急増。
”IipdeGUGfgUkoIPppifdyhu”
客席から寄せられる声は何言ってるか分からんけど、ニコニコボクに向かって言ってるからポジティブなボクは”ユタカ、がんばれ!今日も点を取ってくれ。”にしか聞こえんのよね。
で、試合前に選手一人一人の名前がアナウンスされるのよ。
この時知ったよ。ホー君とかジップ君とか、みんな短い名前で呼んでたけど、それがあだ名で、もっとちゃんとタイ人っぽい名前があったことを。
”エイカウィット”やら”プラヴィット”とか。
ボクの名前はいつ来るかなぁ・・・
”ヤタカ・アハラー。”
・・・
・・・
なんかイスラム教みたいになってるし。
チームメイトもそれに気づいたみたいでボクの肩を2度ほどポンポンと。
さて、気を取り直してキックオフ。
前回の得点で周りは期待してるから、なんか余計なプレッシャーを感じてしまうよ。
でもさ、神様は腐らなかったボクにご褒美を。
左サイドを突破したボクはセンタリング。これをエースのホーが決めて先制。ボクに1アシストがついて、ホーがボクのところに駆け寄ってきた。
良かった。結果が出せてホントに良かった。
その後も、動きはよくいくつかのチャンスを作ったけどそれを決めきれず、最終的に1-1の引き分けでPK戦へ。
ホーが外して負け。でも、テストマッチだから結果はいいでしょ。
試合後、チームでご飯を食いに行くのよ。ようやく認めてもらったみたいでいつもより色々とみんなが話しかけてくれたよ。
何言ってるか分かんないけど。
で、ボクを受け入れてくれたみんなはボクに色んな食べ物を進めてくれるの。
・・・全部辛えよ。
なんなら試合よりも汗びっしょりね。
それ見てみんな爆笑するのよ。で、笑って笑って最後に辛くない卵焼きを頼んでくれるの。最初から頼んでくれよ。
ふと隣のテーブルに目をやると、汗びっしょりのガーナ人のベンジャミンを見てタイ人、大爆笑。
ベンジャミンと仲良くなったのはこの日を境にしてだね。
10.23.11:22
テストマッチ第2戦 ~タイ~
テストマッチ第2戦。
場所も時間も前回と同じ。相手は聞いたけどなんてチームか分からない。その3ヶ月後にシンタナっていうタイリーグのチームだったってことが分るんだけど、何せ言葉もまともに喋れない中、”シンタナ”なんて言われても”アーハーン”としか言いようがない。
後半あたりからまた試合に出してくれるかなぁ、なんて期待してたら試合前のミーティグでサプライズが。
”ユタカ、スタメン。トップ下。”
焦るわぁ。
ただのスタメンじゃなく、トップ下ですか。オフェンスの指揮はボクに委ねられたようだ。
この日の布陣は3-5-2。でも1ボランチの2トップ下。ま、手放しでボクだけを頼っていないようで。タイ人なりの保険だろう。ちゃんとボクの相方にはエースを置いてるワケだから。
先週の試合で日本人がいるって分かって、サポーターも応援してくれるのよ。ボクのレベルがどうとかよりも珍しいもんが好きだからね。
そう、ボクは珍しかったらしい。ボクがグランドに入ると今日もジャンジャカジャンジャカ楽器を奏でてくれたよ。
期待にこたえねば。
程よい緊張感の中、試合はスタート。
・・・
正直言って覚えてるプレーは2つだけなんだよ。別に時間が経ってるからとかもう29歳だからとかじゃなくって、無我夢中すぎたんだと思う。試合が終わった後もあまり覚えてなかったもん。このチャンスを掴みたくてね。
キックオフの笛が鳴って、急にドキドキしてきたの。”出来る、出来る”って何回も頭の中で繰り返して。
そして覚えてる1つ目のプレー。センターライン付近にいたボクのところにボールが転がってきたのよ。敵の選手が何人かいたからボクはそのボールをサイドに振ったの。簡単なインサイドだけど、ちゃんとミートしたの。今もあの感覚は覚えてる。
それから10分くらいたったころかな。
右サイドのトン君からクロスボールが来たの。名前忘れちゃったけどFWの奴が競ったボールがゴール前に流れたの。キーパーが前に出てきたんだけど、ボクの方が1歩早く反応して、ヘディングでシュートしたの。
ゆっくり。
ゆっくりとボールがゴールに入っていくのが見えた。
ゆっくりとしたボールがゴールに入っていくのをしっかり見届けて振り向いたらエースのホー君とボランチのジップ君が抱きついてきた。
その時、ボクが自分が点を取ったことを理解したんだよ。
その後のボクのプレーは覚えてないのよ。ただ、サポーターがボクの名前を呼びながらジャンジャカジャンジャカ音楽をかけてたことと、試合が2-1で勝ったこと。
ボクは途中で交代したことは覚えてる。
オーバーかもしれないけど人生を変えるゴールだったと思ってるのよ。あの1点でチームがボクを評価してくれたから。じゃなきゃボクは契約できなかったと思う。
元々、あんまり点を取るタイプの選手じゃないんだけどね。
ここから、ボクのタイ生活は変わっていったんだ。
場所も時間も前回と同じ。相手は聞いたけどなんてチームか分からない。その3ヶ月後にシンタナっていうタイリーグのチームだったってことが分るんだけど、何せ言葉もまともに喋れない中、”シンタナ”なんて言われても”アーハーン”としか言いようがない。
後半あたりからまた試合に出してくれるかなぁ、なんて期待してたら試合前のミーティグでサプライズが。
”ユタカ、スタメン。トップ下。”
焦るわぁ。
ただのスタメンじゃなく、トップ下ですか。オフェンスの指揮はボクに委ねられたようだ。
この日の布陣は3-5-2。でも1ボランチの2トップ下。ま、手放しでボクだけを頼っていないようで。タイ人なりの保険だろう。ちゃんとボクの相方にはエースを置いてるワケだから。
先週の試合で日本人がいるって分かって、サポーターも応援してくれるのよ。ボクのレベルがどうとかよりも珍しいもんが好きだからね。
そう、ボクは珍しかったらしい。ボクがグランドに入ると今日もジャンジャカジャンジャカ楽器を奏でてくれたよ。
期待にこたえねば。
程よい緊張感の中、試合はスタート。
・・・
正直言って覚えてるプレーは2つだけなんだよ。別に時間が経ってるからとかもう29歳だからとかじゃなくって、無我夢中すぎたんだと思う。試合が終わった後もあまり覚えてなかったもん。このチャンスを掴みたくてね。
キックオフの笛が鳴って、急にドキドキしてきたの。”出来る、出来る”って何回も頭の中で繰り返して。
そして覚えてる1つ目のプレー。センターライン付近にいたボクのところにボールが転がってきたのよ。敵の選手が何人かいたからボクはそのボールをサイドに振ったの。簡単なインサイドだけど、ちゃんとミートしたの。今もあの感覚は覚えてる。
それから10分くらいたったころかな。
右サイドのトン君からクロスボールが来たの。名前忘れちゃったけどFWの奴が競ったボールがゴール前に流れたの。キーパーが前に出てきたんだけど、ボクの方が1歩早く反応して、ヘディングでシュートしたの。
ゆっくり。
ゆっくりとボールがゴールに入っていくのが見えた。
ゆっくりとしたボールがゴールに入っていくのをしっかり見届けて振り向いたらエースのホー君とボランチのジップ君が抱きついてきた。
その時、ボクが自分が点を取ったことを理解したんだよ。
その後のボクのプレーは覚えてないのよ。ただ、サポーターがボクの名前を呼びながらジャンジャカジャンジャカ音楽をかけてたことと、試合が2-1で勝ったこと。
ボクは途中で交代したことは覚えてる。
オーバーかもしれないけど人生を変えるゴールだったと思ってるのよ。あの1点でチームがボクを評価してくれたから。じゃなきゃボクは契約できなかったと思う。
元々、あんまり点を取るタイプの選手じゃないんだけどね。
ここから、ボクのタイ生活は変わっていったんだ。
10.21.11:20
テストマッチ ~タイ~
なんとかタイリーグのチームに潜り込めたボク。
運がよく・・・ってゆーかここまで来れただけども相当運がいいと思うんだけど、更に運がよく、週末に地方で大会があるらしく、それに出させてくれるらしいの。
練習帰りのタクシーで、週末の試合でボクが超活躍するのを想像してたのね。
やべ、ドキドキしてきた。
と、いい意味でテンションの上がった状態に塩を塗るかのように隣にエムが座ってるんだよ。お前はいつまで練習参加するんだよ。ってゆーか60,000円返せよ。
車中はお金の話しかしないよ。
”金を返せよ。”
”もうちょっと待ってくれ。”
”待つってもう1ヶ月くらい待ってるぞ。”
”ユタカに返す金を貸してくれる奴が金を貸してくれないんだよ。”
”・・・”
”アイツがプロブレムなんだよ。”
キレたね。
おめえが1番の問題なんだよっ!!!
とうとうエムに吠えてしまった。そして奴と会うことは2度となかった。
エムは気まずいらしくTabacco FCの練習にも来なくなったんだよ。
と、同時にユタカのプレーがよくなったね。週末の期待大。
そして試合当日。
ボクに与えた集合時間12時。チームの集合時間2時。
遅れても良いようにだって。あのさ、日本人は時間を守るの!守らないのは貴方達タイ人なの!!
おかげでキックオフの4時にはやたらと腹が減った記憶しかないよ。地方の大会って言ってもちゃんとした大会のちゃんとした相手。正確に言うとプレーシーズンマッチを地方でやってるって感じで、その日の相手は去年タイリーグで上位の港湾チーム。ボクは後半の残り10分くらい出してもらったの。なんとフォワードで。
ジャンジャカジャンジャカ太鼓やらラッパの音が鳴り響く中、やっとこの舞台に立てたよ。いや、まだまだなんだけど、でもチームとして出場できたよ。太鼓の音に気を良くし1本スルーパスを出したらスゲエ盛り上がってくれたの。
よし、この勢いで点を取ろう。
センターリングに合わせてヘディングシュート!
キーパーのセービングでバー直撃。
ゴールの匂いが・・・
その後、嗅ぐことは無く試合終了。
0-1で負け。
でも来週もあるらしい。来週はもうちょっと試合に出れるといいな。
運がよく・・・ってゆーかここまで来れただけども相当運がいいと思うんだけど、更に運がよく、週末に地方で大会があるらしく、それに出させてくれるらしいの。
練習帰りのタクシーで、週末の試合でボクが超活躍するのを想像してたのね。
やべ、ドキドキしてきた。
と、いい意味でテンションの上がった状態に塩を塗るかのように隣にエムが座ってるんだよ。お前はいつまで練習参加するんだよ。ってゆーか60,000円返せよ。
車中はお金の話しかしないよ。
”金を返せよ。”
”もうちょっと待ってくれ。”
”待つってもう1ヶ月くらい待ってるぞ。”
”ユタカに返す金を貸してくれる奴が金を貸してくれないんだよ。”
”・・・”
”アイツがプロブレムなんだよ。”
キレたね。
おめえが1番の問題なんだよっ!!!
とうとうエムに吠えてしまった。そして奴と会うことは2度となかった。
エムは気まずいらしくTabacco FCの練習にも来なくなったんだよ。
と、同時にユタカのプレーがよくなったね。週末の期待大。
そして試合当日。
ボクに与えた集合時間12時。チームの集合時間2時。
遅れても良いようにだって。あのさ、日本人は時間を守るの!守らないのは貴方達タイ人なの!!
おかげでキックオフの4時にはやたらと腹が減った記憶しかないよ。地方の大会って言ってもちゃんとした大会のちゃんとした相手。正確に言うとプレーシーズンマッチを地方でやってるって感じで、その日の相手は去年タイリーグで上位の港湾チーム。ボクは後半の残り10分くらい出してもらったの。なんとフォワードで。
ジャンジャカジャンジャカ太鼓やらラッパの音が鳴り響く中、やっとこの舞台に立てたよ。いや、まだまだなんだけど、でもチームとして出場できたよ。太鼓の音に気を良くし1本スルーパスを出したらスゲエ盛り上がってくれたの。
よし、この勢いで点を取ろう。
センターリングに合わせてヘディングシュート!
キーパーのセービングでバー直撃。
ゴールの匂いが・・・
その後、嗅ぐことは無く試合終了。
0-1で負け。
でも来週もあるらしい。来週はもうちょっと試合に出れるといいな。
