11.27.09:44
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09.08.11:10
急展開 ~タイ~
住み始めて1ヶ月半、ここがバンコクじゃないことを知り、”地球の歩き方~バンコク~”を投げつける。
そして仲間も出来、不倫に参加させられそうになり、お金を返してもらえず過ごしたこの間にボクはずーーーっと言い続けてきたの。
”タイでサッカー選手になる”
こう言い続けても結局やってることと言ったら賭けサッカーと近所のミニゲーム。お昼時間に一人でランニング。
夜は仲間と酔って頭痛。
八方ふさがりでした。
でも、ボクは言い続けたの。
”サッカー選手になる。”
賭けサッカーで会うやつらや近所のサッカー仲間、食堂のおばちゃん、マッサージ屋の女の子、出会う人すべてに言ってきたの。
結構報われるもんだね。
ある日、ボクが家の近所を軽くランニングしてたのよ。
そしたら陽気なタイ人もボクの隣を並走してくるのよ。で、ボクに挨拶してくるの。
”Hi Taka(Takaってのはボクのこと)”
名前も知らないそいつは気軽にボクに話しかけてきたの。
どうやら、ボクがここらでサッカーをしてるのをよく見かけるらしい。そしてボクがサッカー選手を目指してることを聞いたらしい。
ホントにチャンスってどこに転がってるかわからんもんですよ。その陽気に近付いてきた彼、ベスって言うんだけど、ベスがボクに言ってくるのよ。
”ねえTaka、お前、サッカー選手になりたいんだろ?”
あら、よくご存じで。
”俺の父ちゃんがチームを知ってるから紹介してやるよ。”
?? ? ? ? ?
急な出来事にリアクションが出来なかった。
そして更に。
”今日、俺の父ちゃんがスタジアムで練習試合やるからTakaも来いよ。一緒にサッカーして実力を見てもらおうよ。”
?? ??? ?? ? ????
更にパニックよ。
今までのこの牛歩に比べ、この急展開は驚きよ。
なんか早速ベスは父ちゃんに電話して迎えに来てくれることになったのよ。
でも、今までうまくいってなかったから、なんか疑っちゃうんだよね。ホントに大丈夫かって。
そしてやってきたのはエロくなった橋爪功みたいなおっちゃん。
ビジュアル的には結構心配。
そして、彼に連れられボクはスタジアムに向かうのでした。
・・・つづく
07.18.12:26
不倫とボクの行く末 ~タイ~
いやぁ、混ざったね。このドロドロとした不倫サークルみたいなこのジョイの寸劇に。結局、作戦会議なんて恐れ多い、学級会のような話し合いによって、ユタカ・ジョイの熱愛説を押し通そうとするが、断固たる決意をもってその意見を突っぱねたボクは完全勝利したの。
結局半日以上話し合った結果、みんなで一緒にいる時にジョイの口からオーイに暴露しちゃおうってことになったの。
半日の結果がこのヒネリの無さよ・・・
返せよ、時間。
と、ここでティグちゃんより吉報が。
日本出国前にタイサッカー協会に兄ちゃんがいるっていうバードって奴から、兄ちゃんが落ち着いたから会えるらしいって連絡があったみたいなの。
で、なんとジョイとオーイの修羅場の日と同じ日に何かしらのチームの練習に参加させてもらえることになったんだ。
悩むよ。当初の目的はサッカーだけど女の戦いもボクは見たいんだよ。周りから見たらどーでもいい悩みなんだろうね。うんこ味のカレーかカレー味のうんこみたいな。
ま、当然と言っちゃ当然だけどサッカーに行ったのね。
なんかね。現地に行って分かったんだけど、その兄ちゃん、サッカー協会とか全く関係ねえ奴だったよ。タイの2部リーグのチームを持ってる会社で働いてるっていうだけよ。
友達の兄ちゃんのクラスメイトの親が芸能人くらい遠い存在だよ。
そしてその兄ちゃんの奥さんはバレーボールの元タイ代表で、大林素子と友達らしいのよ。まぁ、たぶん”知ってる人”ってのが英語になって”FRIEND”になったんだと思うんだけど、その兄ちゃんより奥さんの方に興味示しちゃうよね。
そしていざ練習。
カレー味のうんこだとか、つまらん事に悩んだせいで罰が当たったよ。グランドに到着してチームの人に挨拶して、練習が始まったの。なんかスパイクにチョロっと泥が付いてると思って手で拭ったのね。
・・・ウンコですわ。
完全にくせえよ。
しかも手で触っちまった。
あのね、運がついたとかそんなこと言ってる余裕ないからね。だって手でウンコ触っちゃったんだもん。靴にウンコが付くぐらいなら、ボク自身にキツネとか憑いた方が元気でいれるよ。このスパイクじゃまっすぐ蹴ってもボクの鼻がひん曲がるように、ボールは曲がって行ってしまいそうだよ。
肝心のサッカーはと言うと、技術はついて行けたの。でも体力がもたなかったよ。練習試合に出してもらったんだけどちょっとで、息がゼーゼー上がりまくっちゃってんの。そりゃそうだよね。まともにトレーニングなんて出来てなかったんだもん。
でも、そこの監督さんにはそこそこの評価を貰ったんだよ。でも、そのチームは2部だし、まずは1部のトップでやりたかったからその後の展開はなかったけどね。
で、練習が終わって。
例のジョイの寸劇は終わってしまったんだろうか?
オーイとジョイはポドを奪い合って戦ったのか?
ポドにそれほどの魅力はあるのか?
を、考えながらボクは急いで皆の許に帰還したのよ。
壮絶だったらしいよ。
オーイはジョイのこめかみをガッツリ殴ったらしいよ。きっと米を噛めなくする気だろうね。食わずに餓死しろってことだろうか。
その後もオーイが優勢に・・・というか一方的に殴り倒して、オーイの完全勝利に終わったらしい。
驚いたのは次の日。
大きな荷物を持ってボク等の前にポドが現れたんだよ。
なんか悲しい目をしていたその理由は驚きだったよ。圧倒的に勝利したと思ったオーイだったけど、試合に勝って勝負に負けたと言ったところかな。
ポドはオーイと子供を捨て、ジョイと町を出るらしい。
ほんのちょっと前、泣き崩れるジョイを何も知らないオーイが慰めてたね。それを目の前に見ていたポドはどうしようもなくちっちゃい背中と老けた顔つきで、うなだれてたね。
町を出ようとするポドはその時の倍はちっちゃく老けていて、放っておいてもどこかに飛んで行ってしまいそうなほど・・・ ・・・ ダメな人だった。
そしてボクと目が合って一言。
”Hey TAKA! You play football happy.”
全くわからん。
コイツが何を考え、正しく伝えたかった英語は何なのか全く分からん。
ただ、コイツが去り際にニコッとカッコをつけたかったことはなんとなくわかるんだけど、語学力のせいか弱ってるせいか、滑稽にしか見えなくって、無理にニコッとしたポドにボクは骨格から笑顔になってしまったよ。
それからボクはタイでサッカー選手になれて、タイで生活するんだけど彼らと会うことは2度となかった。
07.15.11:36
不倫 ~タイ~
バングラデシュ、ウガンダと本ブログ上でサッカーしてる中、未だタイではフラフラしてます。では、今日もフラフラしますか。
毎晩、飲んで食っての宴のメンバー。少し離れた所に住んでるエムの妹のジョイがやってきた。チョクチョク来てるこの妹は、酒癖が悪いらしく、飲むとよく泣きだすのよ。よくみんなで慰めてたもんよ。
ティグちゃん (ボクを泊めてくれてる女の子・・・日本に彼氏有り)
エム (ダメ亭主)
マン (エムの嫁)
ジョグ (若手・・・その後ティグとチョメチョメ)
ジョイ (エムの妹)
ポド (サッカー仲間)
オーイ (ポドの嫁)
ナガタ (バカ・・・一応、サッカー仲間)
フォン (ナガタの嫁)
ここら辺が登場人物になるかな。
で、この人間達は色々問題を抱えてる人たちなのよ。
そこら辺の人となりをズラリと。
まずエムは色々紹介したとおりのダメっぷり。の癖に女遊びをしたがるのよ。の癖に不細工なのよ。の癖にカッコつけるわけよ。
∴マンはご立腹ですよ。
何度かマンは娘を連れて出て行ってるんだよ。エムは強がってカッコつけてるけど寂しさ満開なのよ。何を血迷ったか髪の毛を真っ赤にして女にモテようとしたりして。最終的にはエムが寂しさに耐えきれずにマンを呼び寄せる形になるんだけど、認めたくないエムは”別にぃ。”みたいな感じでスカすのよ。それが滑稽でまたダサいの。
ポドはどうやら浮気をしているらしい。
そしてオーイはそれに気づいてる節があるの。今は相手が誰か捜索中と言ったところか。
そしてジョイは彼氏がいるんだけど、どうやらその彼氏には妻と子がいるらしい。
ま、タイは不倫とかそんな文化が当たり前みたいなもんだから気にしちゃいられんのよ。みんなで酒飲んでる時はワイワイ騒ぐのね。自分の疾しいことがこれで消えればと言わんばかりに。
でもさ、お酒飲むと弱い自分が出てきちゃうんだろうね。
ジョイは彼が好きなのに自分だけのものにならない胸の苦しみが湧いてきてポロポロ泣き出すのよ。
エムは自分の妹を慰める。
マンも義理の妹を慰める。
オーイは友として慰める。
ティグもつられて慰める。
ジョグは小さくほほ笑む。
ポドは酔い潰れ、下を向く。
どう、この状況?
正解を言うね。
実は、みんな知ってるの。1人を除いて。
泣いてるジョイ。
実はね、そのお相手ってポドなの・・・
そりゃポドは酔い潰れるしかごまかす方法は無いわな。
不倫相手は自分のことで泣いてるし、それを慰めてるのは自分の嫁だし。
1人笑ってるジョグはそんな光景が面白くってしょうがないんだろうね。ボクだってそれを知って可笑しくなっちゃったもん。
あの、もうダメだぁって感じのポドのうなだれ方とか。
日付変わって。
なんかエム、マン、ナガタ、フォン、ジョグ、ティグで、なんか話し合ってるのよ。要所要所TAKAって聞こえるの。タイ語だから何言ってるか分からなかったけどTAKAってのはボクにも聞こえたの。
ティグに聞いて驚きよ。
議題はジョイの不倫をどうするか?
で、結果としてユタカと付き合っちゃえば良いってことになったんだ。
ちょーーー嫌だから。
エムの弟とかぜってー嫌だから。勝手に不倫の輪にボクを入れないでよ。
それに、今さら書かせてもらうけど、ジョイってシブガキ隊のやっくんに似てるしね。
この日、ボクはタイの不倫文化の恐ろしさを知ったよ。
06.23.13:06
いざカンボジア② ~タイ~
いや~、捕まった。
捕まったって誰かにとかじゃなく、その地に捕まったよ。ボクは純粋にビザを更新したかっただけなのに、無知が災いしてタイとカンボジアの国境で何も出来なくなっちまった。
海外生活最大の”どうしよう”が襲いかかってきたよ。
とはいえ、順応性の高いボクは10分もすれば自分の置かれた状況を理解し”なんとかなるだろ”がボクを優しく包んでくれたよ。
焦ってもしょうがない。とりあえずこれからお世話になるかもしれない、道端に座り恵みを乞うおばさんの隣に立たせて頂いたの。
”あ、隣いいですか?”
”どうぞどうぞ”
こんなゆる~い会話なんぞ出来るはずもなく、流石と言うべきかそのおばさんはボクよりはるかにどん底で、ボクが近づいた途端、急に目をうるませてボクに恵みを乞いてきた。
ゴメンね、おばちゃん。服こそちゃんと着てるけど、これからしばらく立場は一緒だよ。
正直、たたずんでたら誰か声をかけて助けてくれるんじゃないかって思ってたんだよ。世の中そんなに甘くない。アジアはもっと甘くない。
声をかけてきたのは警察だった・・・
正直に全てを話すときっと捕獲されてしまう。
雑に扱われながらも日本に放り返してくれるかもしれない。でも、一時のネタのために捕まるのは嫌だと感じる正気さは、まだボクの中にあった。だってまだサッカー選手になってないし、ってゆーかチームと会ってすらいない。まだ帰れないだろ。
”友達を待ってるんだ。”
ボクの必死の強がり。
警察さんは”そうか”なんて言って去っては行ったけど、燦々と照りつける太陽の下で震えたよ。
ちなみに警察さんは去り際に隣の恵みを乞うおばちゃんのコップにコインを入れていった。嗚呼、さすがはベテランのおばちゃん。
暇だし、しばらくおばちゃんの手口を覗いてみたのよ。
あれね、なかなかやるよ。コップにコインを入れてもらうじゃん。そしたらおばちゃんはお礼を言ってコインを入れた人が立ち去ったらコインをポケットにしまいこむんだよ。コップにお金がそこそこ入ってるのを見られるのはよくないらしい。なかなかの策士。
3つくらいコップ持ってたから1個今後のために借りようかと思ったその時、チャンスはやってきた。
カンボジア方面から白人団体がやってきたんだ。きっとカジノの帰りだろう。誰かに助けてもらうのを待っちゃダメだ。自ら動かねば。
固い意志のもと、白人団体によって行って友達のフリをしてその中に紛れ込んだんだよ。でね、そいつらがタイの国境を越えようと入国のスタンプを押してもらうその時、係員は下を向いてスタンプを押すのね。その隙にコッソリとタイに入っちゃったんだよね。幸い、さびれたその国境の入国の処理場は宝くじの売り場のような小さく、こ汚いモノだったから目を盗めばなんとかなってしまったんだよ。
はい、えーっと、言い辛いけど、不法入国になると思います・・・
怖いよ。捕まっちゃなんねえって急いで歩いたよ。走るのも目立つかと思って。
何も知らないエム達と合流して急いでお金を作りに。ボクには切り札、マスターカードがあった。近くにあったATMでキャッシング。
”このATMにはお金が入っておりません”のメッセージ。
どんなATMだよ。
”AあなたをT助けるのはMまた今度”ってか?
仕方ない。ちょっと離れて探そう。
町の方に向ってタクシーに乗ったんだけどボクの心境も察知せずに、未だ遠出に浮かれているナガタに、今度は殺意を覚えたな。あの時のナガタのバカ面は今でも鮮明に覚えている。
やりました!!!
無事、町のATMでお金をキャッシングできたよ。エムもみんなも大喜び。
もう1度国境に戻って、日本語を話せるガイドという名のボッタクリにお金を払ってこっそり白人と一緒にタイの国境を跨がせてもらったの。
やっと、やっとだよ。カンボジアの国境でさっきの警察に”金はできた。ビザをくれ”1500バーツを支払って、ようやくカンボジアに入国。
と、言うことですぐに出国。
タイに戻らねば。今度はどうどうと胸張ってタイに入国。あ、忘れてないよ。師匠(おばちゃん)のコップにちゃんとコインを入れてからね。
ボロボロになりながらようやくビザをゲットできたよ。
次の日、エムからお誘いが。
みんなでタイスキヤキ屋のMKに行こうって。
たらふく食べていざお支払。
”ユタカ、カード持ってるんだろ。”
しまった。カード持ってることエムは知ったんだ。泣く泣くボクのカードで支払うことに。
あの時、ATMでお金がおりた時、エムが喜んだのはこういうことだったのかぁ。
また、ボクとエムとの距離が遠のいたな。
06.21.15:51
いざカンボジア① ~タイ~
朝早くから眠い目をこすりながらバスに乗ってカンボジアに向かったわけよ。同乗人のエム、ナガタ、ジョグ、ティグちゃんのバス代まで出す羽目になり、ボクの前の席のティグちゃんの隣に座り、一生懸命ティグちゃんを口説くエムの後頭部に殺意を抱きながら。
バスに揺られること数時間。
やたらと辺鄙なポイペット(カンボジア国境)に到着。降りた途端にちょっとカルチャーショックやら何やらのいろんなショック。
まず”カンボジアに行くの?案内してあげるからチップちょうだい。”綺麗な日本語で話しかけてくる男が寄ってきたの。怪しいでしょ、ちょっとおっかないでしょ。
そいつを断ろうとしてるとまたすぐにプレッシャーをかけられるわけ。
”熱いでしょ。日傘さしてあげるからチップちょうだい。”コレはどこかの言葉。ティグちゃんが訳してくれたの。
さびれた自然に、舗装されてない土の道っていう景色の中に、ホームレスが溶け込むそこで、こういうチップ攻撃にいきなりボクは面食らったよ。すぐにお金をもらいに色んな大人や子供がボクを囲むんだ。
タイに入国した時の空港のノリで、ボクは軽く物事を考えていたんだ。オーバーステイの罰金を払って、カンボジアに入ってすぐに出てくればまた1ヶ月のスタンプを押してくれるって。
そんな人生甘くないらしい。ボクは既に大きなミスを幾つかしていたんだ。
国境付近に同乗者のエム達をおいて勢いよくタイの国境を越えようとした時に1つ目のミスに気づいた。
ティグちゃん曰くオーバーステイの罰金は1日につき100バーツ(300円)らしいの。それがさ、実際は200バーツだったのね。予定の倍よ、倍。
それだけならまだしも、ノンビザでタイに入れるのって1ヶ月じゃなくって正確には30日なのよ。で、タイ最初に入国したのは7月29日。カンボジアに行った当日は9月1日。
7月と8月って31日まであるじゃん。ビザが1ヶ月と思ってたから、7月29日から9月1日だと7月29日から8月29日までビザがあって、オーバーステイは8月30日から31,1の3日間だと思ってたんだよ。
だけどビザが30日間だと7月29日から8月27日までがビザが有効で、8月28日から29,30,31、1の5日間のオーバーステイになるの。金額にすると当初100バーツ×3日間と思ってたのが、200バーツ×5日間で誤差が700バーツにもなったのよ。ボクには1000バーツの罰金が課せられた。
旅の資金、余裕は1000バーツ程度は持ってたからそれはなんとかなったんだ。罰金1000バーツを払って、タイの国境を越えたんだ。
けど、ミスの2つ目がボクを苦しめた。
カンボジアに入るのには、ちゃんと申請をしなきゃいけないらしく証明写真が必要なんだよ。
”知らんよ、そんなの。持ってきてないよ。タイみたいに簡単に入れてくれるんじゃないの?”って言ったところで、係員の警官チックな奴には受け入れてもらえないよね。腰元には拳銃がチラついてるし大きく逆らえないよ。
一か八か、エム達と撮ったプリクラを見せてみたけど”3人写ってる”ってあえなく一蹴。ボクの姿は真ん中だよって言ったところで聞く耳なんて持ってくれやしない。
”1500バーツ払いな。そしたら何とかしてやるよ。”
裏金ってやつだね。初めての経験。
財布を覗くと残り300バーツ。
う~ん・・・エム達のバス代出したからね・・・
タイの国境を超えちゃったし、カンボジアにも入れない。タイ国境とカンボジア国境の間の100mほどのグレーゾーンでボクは取り残されちゃった。
周りを見ると、土の道路に並んで座り込む、おばあさんやおじいさんのホームレス。目の前にコップをおいてお金を貰おうとしてるけど、そのコップの中には多少のコインが入ってるだけだよ。
でも、どっちにも行けないボクはその近くに立ち尽くして、誰かに1500バーツ恵んでもらおうか、叫んで強制送還させてもらおうか悩みまくってたんだ。
そんな、立ちすくむボクに光明が差したのは30分くらい呆然とした頃かな。
それはまた次回。